現在の地球の社会では、主だった宗教の説いている「霊界」についての説明と、実際に「霊界」を探訪してきた人々の見解や報告が、あまりにも大きくずれ過ぎている
次には、これも少し説明が難しいのですが、どうも現在までの霊界についての調査の報告を聞いてみる限り、次のような二つの点に関しては、現在の地球の主だった宗教のあり方としては、どう考えてみても腑に落ちないような怪しい問題があるということです。
まず第一には、なぜ多くの人々の「霊界」と呼ばれる世界についての報告と、本当は、霊的には絶対に正しくないといけないはずの宗教で説かれている「霊界」についての説明が、これほどまでに大きくずれてしまっているのかということが、これは、どう考えてみても納得がいかないということと、第二には、なぜ、そうした霊界の報告をしている人達に対して、主だった宗教に関わる人々は、別に彼らが特段、敵対的な態度をとっているわけでもないにも関わらず、ろくに話も聞かずに一方的に批判や非難の刃を向けたり、あるいは、信者の人々に対して、そうした人々への無視や絶縁を勧めるような、かなり強硬な態度をとろうとするのか、ということが、普通の人々の立場としては全く納得がいかないということです。
そうすると、ここで幾つか素朴な疑問が出てくることになるのですが、まず第一には、そうした宗教団体の態度というのは、別に今に始まったことではなくて、昔から、ずっと同じように、そうした宗教団体の信仰や教義に反するような霊界の体験談をするような人達の話をずっと黙殺したり、無視し続けてきたのではないか、ということと、第二には、そうすると、そうした宗教団体の内幕では、普通の信者の人々の想像というものを遥かに超えて、本当は昔から本当の霊界の様子と、宗教で信じさせている霊界の話が全く異なることをよくよく知っていたにも関わらず、何らかの秘密の事情があって、そうした本当の霊界の実情とは全く異なる別の宗教霊界話を大々的に流布し、教育するような活動を行っていたのではないか、ということと、それから第三には、これはもっと怪しい話になるのですが、そうすると、そうした実際の霊界とは、かなり異なる宗教霊界話を多くの人々に信じさせることによって、本当は普通の信者の人達が全く知らないような形で全く秘密の人物、というか、秘密の存在が、何らかの特別な利益を得られていたのではないか、というような疑いを持ち上がってくることになるのです。
Cecye(セスィエ)
2010年12月29日 9:18 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 宗教、道徳