今回は、前回に引き続き、物質世界、並びに、それ以外の異次元世界の空間に関する話の3回目になります。
宗教における表向きの建前と裏の本音と、多くの人々の認識や能力を、常に一定の範囲内に制限しようとする「制限イズム」としての地球の大部分の宗教の役割
つまり、なぜか、たいていの現在の地球の宗教においては、「とにかく、神仏のことを疑ったりせずに、他のことは考えずに、深く信じることが、大切なのです」、とか、「自分が、神仏を超えられる、とか、そうした尊大なことは、一切、考えずに、できるだけ、謙虚に、素直に、偉大な救世主や聖人の言う通りに従うことが、自分や家族が、幸せになるための一番の方法なのです」、とか、「超能力や超常現象などというものは、悪魔が携わることなので、まっすぐに、天国に行きたい人間は、そうした悪魔の試みには、一切、心を動かさずに、とにかく、善良に、真面目に生きることが、とても大切なのです」、とか、「毎日、最高に功徳のある経文や呪文を、できるだけ強い信念を込めて、声に出して、読み続けていれば、絶対に大成功できるのです」、というような形の宗教が、非常に多いのですが、ところが、こうした内容を、よくよく冷静な態度で、考え直してみると、例えば、「謙虚であれ」、とか、「素直になれ」、というのは、それを、別の言葉で言い換えると、「神仏や教義や団体のことを、いちいち、深く考え直したり、疑ったりするな」、とか、「絶対に文句を言ったり、逆らったりするな」、というような意味であったり、また、「信じなさい」、とか、「強い信念を持て」、というのは、それを、別の言葉で言い換えると、「他の教えや、他の人の考えは、絶対に聞くな」、とか、「一度、受け入れた考えは、絶対に、そのまま、何も考えずに維持すればいいのだ」、というような意味であったり、それから、「超常現象や超能力のことなんて、一切、考えるな」、というのは、それを、別の言葉で言い換えると、「超能力なんて、みんな簡単に使えるようになったら、誰も宗教なんて、信じなくなるから、やめてくれ」、とか、「誰でも彼でも、自分達の考えていることを、すぐに見抜けるようになったら、大変だ」、というような意味であったりする、などというように、これは、はっきり言って、大変、申し訳ないのですが、現在の地球における主だった宗教というのは、こうした観点から、よくよく冷静に考え直してみると、本当は、神や仏を信仰する宗教というよりも、多くの人々の認識や能力を、常に一定の範囲内に、厳しく制限してゆくための、一種の「制限教」、というか、「制限イズム」のような要素が、かなり、多分に含まれていた、ということなのです。
そして、こうした「制限教」、というか、「制限イズム」を信奉している、多くの地球人の発する、非常に強力な集合想念のパワーによって、現在の地球の周辺には、非常に硬くて、がっちりと固まった物質世界が形成されると同時に、その中で活動している、多くの人々や生物達の認識や能力に関しても、他の外宇宙と比べると、著しく制限された、かなり特殊な異常な事態に引き起こすことになっていた、ということなのです。
地球独特の「制限教」の影響による地球人全体の集合想念のパワーによって、地球周辺の時空間というのは、宇宙的に見ると、かなり特殊な異常な世界になっていた
それゆえ、この地球周辺のかなり特殊な時空間の特徴というのは、当然、そうした地球独特の制限教、というか、制限イズムの影響を強く受けることになっているので、生物でも、物でも、とにかく、硬くて、重い、とか、多次元世界や並行世界の存在を、ほとんど認識できずに、ただ一つの物質世界の存在しか、認識できなくなってしまう、などというようなことになりがちだったのですが、その結果、その中で活動している多くの人々や生命達に関しても、発想と行動の幅が、他の外宇宙に比べると、かなり大きく制限されている、とか、霊的に見ると、本当は、誰でも、地球人の言うような、神や天使のような能力を持っているはずなのに、なぜか、多くの地球人は、みんな、「自分一人では、何もできない」、とか、「神様が救ってくれるので、自分は、何もせずに、ただ、信じて、待っているだけでいい」、と深く信じ込んでしまっている、などというように、現在の地球というのは、宇宙的に見ると、かなり意固地で歪んだ、というか、あまりにも自身喪失的で、自己制限しすぎな感覚を持った人間が、山のごとくいる、非常に不思議な惑星になってしまっていた、ということなのです。
Cecye(セスィエ)
2010年11月4日 9:35 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 時間と空間の秘密