３、霊界の大変化によって、多くの人々が、だんだん古い宗教的な価値観から離れ、新たな霊的思想や精神的な価値観を受け入れるような方向に変化している
第三には、これも、本当は、あまり言いたくないことなのですが、実は、物質世界の時間の終了を、もう間近に控えた現在、かつて、よく仏教や東洋の宗教で説かれていたような、人間や生物の、さまざまな生まれ変わりであるとか、それから、そうした人間や生物が、生まれ変わる時に、いろいろ複雑に作用すると言われていたような、霊的なレベルでの原因と結果の法則、いわゆる、「カルマの法則」と、よく呼ばれているような霊的な法則というのが、現在、そうしたアセンションを前にして、これまでの時代とは全く違った、別の霊的な法則、というか、霊的な原則に、だんだん置き換わりつつあるような、ちょっと微妙で複雑な時代に入り始めている、ということなのです。
それは、現代の宗教や精神世界、というか、もっと正確に言うと、大体、今から数百年ぐらい前からの、そうした宗教や精神世界の分野の大きな潮流の変化として、もうすでに起き始めているような事実であるのですが、それが、いわゆる、一昔前の宗教のような教え、つまり、とにかく、空間や時間というような、非常にガッチリとした、もう絶対に動かしがたい世界の存在があるから、そうした空間の存在や時間の流れの中で、未来の何らかの節目の時が来るまで、「とにかく、何かを信じて、耐え続けなさい」、とか、「とにかく、未来に良い結果が起きることを信じて、今できる最善の良いことを、しっかり行いなさい」、などというような教えではなく、そうではなく、「もう空間や時間というような絶対概念なんて、一切、受け入れずに、今すぐ、良い世の中に変えてしまおう」、とか、「今の自分の意識を変えれば、過去の自分も、未来の自分も、一瞬のうちに良い方に変化するのが、本当の宇宙の法則なのではないか」、とか、「自分の外に、何か、ものすごく凄く偉い何かがある、というような世界観は止めて、自分のマインドを変えれば、世界全体も一緒に変わる、というような、自分を中心に見る世界観に変えてゆこう」、などというような考え方に、だんだん、多くの人々の考え方が、大きく変化するようになってきていた、ということなのです。
それでは、こうした地球上の宗教や精神世界の潮流の大変化と、先ほど述べた霊界の変化とは、一体、どのような関係があるのか、というと、簡単に要約すると、大体、以下のような３つの内容になります。
①古代や中世の時代の霊界の様子と、近代以降の霊界の様子は、かなり違ったものに大変化している
まず第一には、これは、ある程度、霊的な能力を持っているような現代の人々が、霊界の状況を調べたとしても、現在の時点だと、もうほとんど、よく分からなくなってしまうような内容になるのですが、霊界というのは、ある意味で、地上の世界の映し鏡のような所があるので、特に、ここ数百年前以前に、多くの人々が、何となく感じていた霊界の様子と、それ以降、つまり、人類の歴史で言うと、大体、今から五百年ぐらい前の中世の終わりとか、近代の始まりと言われているくらいの時代以降の霊界の様子というのは、はっきり言って、かなり違うものに変わっていた、というような霊界の大変化があった、ということなのです。
それゆえ、そうした霊界の大変化が、地上の世界に反映されて、今から数百年前ぐらいの地球では、地球上の人類の文明が、本当に根本的と言ってもよいくらいの大変化を始めるようになっていた、ということなのです。
②数百年ぐらい前を境に、霊界にいる神や悪魔といった霊的な存在達が、かなり大きく入れ替わってしまうような大変化が起こっていた
第二には、これは、現代でも、霊的に調べてみると、かなりはっきりと分かるような内容なのではないか、と私は思うのですが、今述べたように、この地球の歴史で言う、大体、今から数百年ぐらい前を明らかな境にして、地球の人々が感じている、霊界にいる、さまざまな存在達が、かなり選手交代した、というか、かなり大きなメンバーチェンジを行ってしまったために、古代、中世と、多くの人々が、非常に長い時代に渡って、受け入れ続けてきた、霊界観や宗教観、それから、神や悪魔といった霊界の存在達の概念というのが、実質的に、すっかり入れ替わるくらい、大きく変化するようになってしまった、ということなのです。
Ｃｅｃｙｅ（セスィエ）
2010年9月21日 9:35 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 人生観、世界観 / 時間と空間の秘密
