今回は、物質世界の時間についての説明の3回目になります。
第二には、これは少し霊的な能力をお持ちの方であれば、多分、今すぐ確認できるような内容なのではないか、と私は思うのですが、現在、私達が体験している時間というのは、未来に向かって流れている時間の流れと、それから過去に向かって流れている時間の流れが、ほぼ重複した形で重なっているにも関わらず、なぜか、こうした時間の中で活動している私達にとっては、そのうちの一つの時間の流れ、つまり、未来に向かって流れてゆく時間の流れしか、表面意識的には、絶対に感じられないというような、はっきり言うと、かなりトリックに近い時間形式の中で現在、私達地球人は活動しているということなのです。
この未来に向かって流れてゆく時間の世界を、仮に「正世界」、それから過去に向かって流れてゆく時間の世界を、仮に「反世界」とすると、ここで非常に不思議なトリックが成り立つことになるのですが、それは一体、何であるのかというと、実は、過去から未来に向かって、時間が流れている正世界の中で活動している人間を、未来から過去に向かって、時間が流れている反世界の中で活動している人間から見ると、そうした反世界の人間というのは、正世界の人間の未来の出来事や行動というのを原則、何もかも知り尽くしてしまっているというような、かなり特殊な状況になってくるので、そうすると、そうした反世界の人間から正世界の人間を見ていると、「自分の未来に何が起きるのかも分からず、また自分が、何をしていいかも分からないなんて、全く馬鹿みたいだ」などというように、ある意味で正世界にいる私達の存在というのが、本当に愚かな完全な馬鹿者のようにしか見えないような状況になってくるのです。
ここで、さらに事情が複雑になってくるのは、反世界というのは、私達の世界とは、本当に対極に当たるような、ありとあらゆる悪がはびこっているような非常に危険な世界になっているので、そうした反世界にいる人間というのは原則、正世界にいる私達に対して、善意や好意によって、何らかの働きかけを行うことは、基本的に絶対あり得ないということなのです。
そうすると、ここで非常に複雑な事態が発生することになってくるのですが、それは一体、何であるのかというと、現在、私達が体験している物質世界というのは、言ってみれば、常に未来のことを何でも知っていて、その上、そうした未来の時点で私達人間が、一体どのような判断や行動をするのか、ということまで完全に深く知り尽くした、私達には目に見えないような一群の反世界の存在達に、私達人類は、常に完全に監視され、いろいろな不当な干渉をされているにも関わらず、私達人類としては全く何の文句も言えないどころか、そもそも、そうした反世界の存在達の存在すら、私達の普通の肉体的な感覚や、現在の科学力では全く把握できないような非常に不利な状況に、現在までの人類は、ずっと立たされてきたということなのです。
ここまでお読みになると、ここで言いたいことの輪郭が少し分かってくるのではないか、と私は思うのですが、要するに現在、私達、物質世界の人々が体験している時間の裏には、もう一つ別の未来ではなく、過去に向かって流れてゆく非常に不思議な時間の流れがあって、その時間の流れの中に私達の未来の出来事も、それから、その時、私達が、一体どのような行動をするか、ということもすべて知り尽くした、善意とは言えない、ほぼ完全悪と言ってもよいような一群の異次元的存在がいて、それが、このブログで述べているような、いわゆる闇の勢力とか、タイムテロリストとか呼んでいる連中のことであったのです。
Cecye(セスィエ)
2010年9月7日 9:35 PM, 時間と空間の秘密