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現在の日本の外国人問題について Part 2

 そうすると、たいていの人は、「政府が少子化対策に失敗したから、こうなったのだ」「現在の不景気の社会で子供を産み育てるのは、とても大変なので無理だ」などというような意見を言うことが多いのではないか、と思われます。

 しかし現在の日本は、宗教や国家の教育などによって、結婚や出産、育児を奨励しているわけではないし、また、基本的に結婚や離婚、出産、育児などに関しては、それぞれの個人の自由に任されているようなところがあるので(基本的人権として保障されている)、はっきり言うと、これまでの日本の政治や社会の状況から推測すると、こうした問題をすべて政治の問題や責任にしていったとしても、今後も、なかなか、うまく解決してゆくことは難しいのではないか、というように私は感じております。

 そうすると、もし現在のような社会の状況を大きく変えて、出生率を大きく増やしてゆきたいのであれば、政治的には、これまで以上に結婚や、出産や育児を強く奨励できるような、かなり大きな優遇策を打ち出したり、何らかの形で罰則のようなものを打ち出すだけでなく、企業や民間のグループや個人の活動など、社会全体としても、そうしたキャンペーンや、そうした人々を力強くサポートしてゆくような企画を出してゆかないと、一部の人々が、どんなに嫌がろうが反対しようが、現在の社会の状況を維持してゆくために、今後もどんどん外国出身の人々が、日本で働いたり、生活することは増え続けてゆくようになるのではないか、と思います(そうしないと今後も、そうした社会を維持してゆくために税金も社会保障費も、現在以上にどんどん上がってゆくのではないでしょうか?)。

※単純に言って、現在の日本の制度の場合、社会全体で見ると、同じ国民であっても、子供がいる人は、仮に年老いて、その人自身が働けなくなったとしても、その子供が成人して、働いたり、消費したり、税金や社会保障料を払ったりしていれば、その社会の維持には、ずっと貢献し続けていることになります。

 

 ですので、現在の社会において、結婚して、子供を産み育てていたり、もう子育てを終わった人々が、「最近は一部の外国出身の人々が、ちょっととんでもない行動をしていて怖いので、なんとかしてほしい」と言っているのであれば、全く当然のことであると思うのですが、そうではなく、「自分は結婚はしたくないし、子供を産み育てる気もないが、外国人は気に入らないので、みんな出て行ってほしい」などと言っているのであれば、ちょっと考え方が違っているのではないか、というように思われます。

※これは一般論なので、様々な事情で結婚しなかったり、子供を産み育てられなかったような人を非難するような意図ではありません。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2025年12月10日 9:04 PM, 予知、予言、未来予測 / 人生観、世界観 / 政治 / 歴史 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 経済



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