つまり現在までの中国は、少し前の日本やドイツや東南アジアの国々のように海外から資源やエネルギーを輸入して、工業製品を作って、世界中の国々に輸出して、少しずつ経済発展をしてゆくような経済モデルの、もっと大きな拡大版の経済運営を行なって、大きな経済成長を成し遂げてきたわけなのですが、はっきり言って、こうした国家の経済モデルができる前提というのは、共産主義思想による国家の体制があったからではなくて、どちらかというと、それとはかなり異なる自由貿易や自由主義経済や、欧米や日本などからの経済や科学技術の大きな支援や協力があったからではないか、ということなのです。
ただ、現在のように中国が大きく経済発展するようになると、中国の政府の立場としては、こうした中国の大きな発展は、中国の共産党思想と共産党の政府や、中国企業や中国人の優秀さによるものであると大きく宣伝したくなるのは、確かに気持ちとしては、よくわかるようなところもあります(どの国も似たような感覚になるようなので・・・)。
しかし、こと現在の中国の経済や科学の発展に関しては、どちらかというと共産主義思想による恩恵ではなくて、今述べたような欧米の国々や日本などの自由主義的な国々と非常に良い国際関係を築いて、自由に資源やエネルギーが輸入できたり、また、そうした国々からの経済や技術の大きな支援や協力が得られたり、さらには、そうした国々にたくさんの工業製品を、かなり自由に輸出することができたことが非常に大きかったわけです。
続く・・・
Cecye(セスィエ)
2025年11月26日 9:04 PM, 政治 / 現在のアセンションの状況 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 経済
