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現代の民主主義の問題点と、その解決策について Part 17

4、かなり過激な極端な政治的な主張にも間違いが多いので、非常に注意が必要である

 それから第三には、みなさんもよくご存知のように政治家の候補者の演説を聞いていると、「え、そんな話あったの?」「え、そんなことやっていいの?」などというように、普段、政治のニュースでも、私達の仕事や生活でも全く耳にしたことがないような、かなり過激で極端な主張をしてくる政治家の候補者や政党もあるものなのですが、こうした政治家の候補者や政党の主張は、とにかく多くの人々の意表をついていて、かなり怖がらせられたり、かなり驚かされたりすることも多いので、非常に強く印象に残ることも多いのではないか、と思われます。

 こうした多少過激で極端な主張は、要するに選挙の機会を利用して、多くの人々に強くアピールして、何らかのことを伝えようとしていることも多いのではないか、と思うのですが、やはり、こうした政治家の候補者や政党の主張に関しても、すぐに驚いて、飛びついたりせずに、いったん少し冷静な態度に戻って、家族や友人に意見を聞いてみたり、もう少し客観的な第三者的な立場の人々の意見も聞いて、ある程度冷静かつ客観的な態度で、自分の政治的なスタンスを決めていった方がよいのではないか、と思われます。

 現在の民主主義社会は、はっきり言ってしまうと、その時々の気分や感情で動くことも多い、多くの普通の人々の選挙によって、国や地方のトップや、議会の議員を決めてゆくような政治制度になっています。

 ところが実際の政治家の仕事というのは、とてもではないが、その時々の気分や感情で、好き勝手にやってよいようなものではなく、はっきり言ってしまうと、「これは自分は気持ち的には全く反対なのだが、現在の憲法や法律的な立場としては、こういう判断をするしかないか」「この社会問題に関しては、反対者が非常に多いのはわかるのだが、しかし現在集められる、最も正しいと思われる専門家の助言によれば、そうすると近い将来、大変な大問題が発生することがほぼ確実なので、現在の時点で最も正しいと思われる政治的な決断としては、こういうことになるだろう」「確かに多くの人々が言うように、俺もあんな奴は大っ嫌いなのだが、国と国の外交の問題がとても複雑に絡んでいるので、みんなの言うようにそんなぶっきらぼうな態度はとれないから、なんとか冷静を保って、友好、親善に努めるしかないのではないか、と思っている」「これは一部の人々の日々の生活に直結するような大変な問題であるかもしれないが、本当に財政が厳しく、しばらくしたら、そうした制度全体がダメになってしまう可能性もあるので、かなり気が重いが、どうしても多少削減するしかないか・・・」などというように、はっきり言って、多くの普通の人々の生活のように、その時々の気分や感情で動けるようなものではなくて、憲法や法律に則った上で、できるだけ正確なデータや情報に基づいて、その時点で最も正しいと思われる政治家や官僚や専門家などの助言も参考にしながら、また、できるだけ多くの国民の支持をきっちりもらえるような形で、しかも財政的にも絶対に大きなマイナスにはせずに、必ずプラスになるように細かく計算した上で、さらには未来の幸福や繁栄も必ずもたらされるように、かなり冷静かつ客観的に、少しでも叡智に近いレベルの政治的な判断や行動を、毎日、淡々とし続けてゆかなくてはならないようなところがあるわけです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2025年7月14日 9:03 PM, おすすめ記事 / 人生観、世界観 / 政治 / 知恵、正しさ / 社会、文化



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