Light Symbol

現在のトランプ氏の関税政策について Part 18

外国人労働者について

 また、たいてい経済成長すると、そうして豊かになってきた国民は、それまでは、わりと当たり前だった、比較的賃金が安い肉体労働や単純労働を避けて、より良い待遇の仕事に就こうとすることが多いのですが、ところが、そうした豊かな社会を維持してゆくためには、やはり一定の人数は、どうしても社会の必要性として、そうした賃金が安い肉体労働や単純労働に就いてもらわなくてはいけないようなところがあるわけです。

 そうすると、たいてい、どこの国でも、多少賃金が安くても、そうした肉体労働や単純労働を喜んで引き受けてくれる外国人労働者が増えてゆくものなのですが、はっきり言って、現在の時点では、簡単に機械化できたり、そこそこの高給を用意できるような仕事以外のそうした肉体労働や単純労働は、どの経済成長した国々であっても、それほど経済的に豊かでない国々からの出稼ぎ労働者が日夜働いて、そうした産業の空白を埋めてもらっているような状況になっているのではないか、と思われます。

※だから、「不法移民は、みんな追い出してしまえ」とばかりに、アメリカ中の外国人労働者をあまりにも厳しく排斥しすぎてしまうと、今度はそうした肉体労働や単純労働を担っていた外国人労働者まで、すっかり足りなくなってしまうので、表にははっきり出せない形で、様々なアメリカ社会に問題が生じ始めていることも多いようです(つまり、そうした人々に非常に安い賃金で働いてもらうことで、これまでのアメリカ経済の豊かさを実現していたのでしょう)。

 そうした外国人労働者の扱いに関しては、国籍をとって、その国にきっちり移民したいと思っている場合には、その国の法律や社会のあり方をきっちり尊重するだけでなく、また子供にも、しっかりと学校教育を受けさせて、その国の国民と同じような考え方や社会生活を送れるようにするのであれば、自国の国民と同じように扱うことがとても大事になるのではないか、と思われます。

 しかし、そうではなく、いつまでも元々の出身国の文化や生活にこだわり、反社会的な生き方をし続けようとしている場合には、多少厳しい対応をとって、ある程度働いて稼いだら、元の国に戻ってもらうような対応をとるしかないのではないか、と思われます。

 それとどこの国でも、その国や地域の社会として、それほど問題が起きずにうまく受け入れられる外国人労働者の人数があるものなので、それに関しては、できれば、愛国心どうこうの問題ではなく、社会的、事務的な問題として、社会的に足りない状況であれば、もっと受け入れることも可能であるのでしょうが(何かしら技能の高い外国人労働者であれば、問題は少ないかもしれないのですが・・・)、外国人労働者が多くなりすぎて、社会が荒れてきたり、大きく混乱し出しているのであれば、適正な人数に制限したり、元いた国に戻ってもらうしかないのではないか、と思われます。

※ただし、その国の政府が、正式に「難民」と認定して受け入れた外国人については、また違った対応が必要になるのではないか、と思われます。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2025年7月9日 9:03 PM, 政治 / 現在のアセンションの状況 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 経済



«

»

おすすめ記事

過去の記事