選挙の際の政治家の候補者の言葉と、現実の政治の違いについて
選挙の際に立候補する政治家の候補者の人々は、様々な政治的な理想や国民の要望などに基づいて、例えば、「景気が悪いので、経済を活性化させたい」「国の内外が物騒になってきたので、国防に力を入れて、治安を良くしたい」「できるだけ税金を減らして、国民の給与を増やしたい」「政治家や役人の汚職の問題を解決したい」などというように、「政治家になったら、国民のこういう要望を実現したい」などというような様々な政治公約を掲げるわけなのですが、はっきり言って、こうした政治的な公約を掲げること自体は、言葉の世界だけの話になるので、わりと自由で簡単なところもあるわけです。
ところが、ひとたび実際に政治家となって、政治の世界で働こうとすると、「よくよく細かく調べて、勉強し直してみたら、税金を減らすと財政赤字が増えたり、社会保障費が減って、かえって多くの人々が経済的に大変になってしまうようだ」「国の経済を活性化させようとしても、すぐさま、すべての国民が豊かになるのではなく、たいてい、少しずつ一部の産業や一部の人々から豊かになってゆけるものなので、短期的には、どんどん格差が広がっていってしまうこともある」「大変な社会問題の場合には、そう簡単に一朝一夕にうまく片付かずに、長期間に渡って、かなり根を据えた政治活動を行い続けないといけないことがある」などというように、はっきり言って、そうした政治の世界には、そうした政治の世界なりの様々な複雑な事情や制限があるものなので、たいてい言葉の文句通りには、そう簡単に手っ取り早く、多くの人々の望みをすべて完全に実現してゆくことはできないようなところがあるわけです。
続く・・・
Cecye(セスィエ)
2025年6月4日 9:04 PM, 予知、予言、未来予測 / 政治 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 経済