4、霊的な観点から見た現在の世界情勢について
ここからは現在の世界情勢について、少し歴史を振り返りながら、幾つかの観点から述べてみたいと思います。
現在、アメリカの政治や社会は、多少荒れた状況になってきているようです。
少し前にも現在の世界は、だいたい百年ぐらい前の時代と多少シンクロしやすいところがあるということを述べたことがあるのですが、今から、ちょうど百年ぐらい前には世界恐慌があって、その後、当時のアメリカには、やはり、かなり当時の原理原則、というか、主義主張に非常に熱心にこだわる大統領がいて、アメリカ国内の産業を保護するために非常に高い関税障壁をつくったことがあったようです。
ところが、これは歴史的な評価になるのですが、結果はアメリカの産業を保護して、素早く経済を再生させたのではなくて、世界的に貿易が縮小して、世界中に経済ブロックができて、あちこちにかなり覇権主義的な独裁国家が現れたり、大変な不況が長引いたりして、やがて、のちの世界大戦にもつながる大きな原因になったのではないか、と言われています。
ですので現在のトランプ政権は、かなり高い関税障壁をつくって、アメリカの産業を保護しようとしているのですが、こうした非常に強引な経済政策は、かなり慎重に実際の経済の状況をきっちりと見定めながら行わないと、結果的には、現在、アメリカと貿易している他の国々ばかりでなく、アメリカ国内の産業や景気の状況も、わりと近い将来、かなり大きく悪化させる可能性があるので、非常に注意が必要なのではないか、と感じております。
それから現在のトランプ政権に多くの人々が期待しているのは、おそらくアメリカの景気だけでなく、インフレの沈静化も大きく求められていると思われるので、とにかく高い関税をかけすぎると、すぐにアメリカの物価の上昇に跳ね返ってきたり、さらにその後、現在の世界全体のお金の流れが急速に変わって、単に貿易関係に支障をきたすだけでなく、現在、海外からアメリカに流れてきている莫大なお金の流れにも大きな支障をきたすようになる可能性があるので、非常に注意が必要なのではないか、と思われます。
続く・・・
Cecye(セスィエ)
2025年2月22日 9:03 PM, おすすめ記事 / 予知、予言、未来予測 / 人生観、世界観 / 政治 / 歴史 / 現在のアセンションの状況 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 経済