ここでは現在の日本の政治の問題について、幾つかの観点から述べてみたいと思います。
1、普通の人々の金銭感覚と、政治家の金銭感覚の違いについて
まず一つめは、大多数の普通の人々のお金の感覚と、政治家や官僚、また特に大企業の経営などに関わるような人々のお金の感覚の違いについて、述べてみたいと思います。
大多数の普通の人々のお金についての感覚としては、毎日の学業や仕事や生活などにおいて、「今日は買い物で三千円使った」「これで百円節約できた」「これで十万円貯蓄できた」「給料が三十万円、通帳に振り込まれた」などというような経験が多いと思うので、おそらく毎日、数百円から数千円、さらには、せいぜい数万円から数十万円ぐらいの具体的なお金のやり取りについての金銭感覚があることが多いのではないか、と思われます。
また、それ以外には、「株に四百万円を投資している」「家の資産価値が五千万円ある」などというような株や不動産などについてのお金の感覚や、「仕事で三百万円の売り上げが上がった」「会社の取引で二千万円の振り込みがあった」などというような会社の仕事でのある程度、多額のお金のやり取りについての金銭感覚を持っていることが多いのではないか、と思われます。
ですので、大多数の普通の人々のお金の感覚としては、そうした金銭感覚で、いろいろな世間の物事を考えようとすることが多いと思うのですが、ところが、こと政治家や官僚や、大企業などが絡んだお金の話となると、途端に数百万円、数千万円、数億円などというようにお金の金額の桁が大きく変わってきてしまうようなところがあるわけです。
そうすると、たいてい大多数の普通の人々のお金の感覚としては、「なんで政治にそんな大金がかかるのか、全然よくわからない」「どうして、ただの政治家が、そんな大金を持っているんだ!」、さらに様々な問題が関わってくるようになると、「そんな大金使わなくても、もっと安く済むんじゃないんですか?」「普通の人がほとんど見ることもないような、そんな大金を無駄にするなんて、絶対許せない!」というような感覚になることが多いのではないか、というように思われます。
Cecye(セスィエ)
2024年5月4日 9:03 PM, おすすめ記事 / 人生観、世界観 / 政治 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 経済