しかし世の中というのは、うまくできたもので、そうした多くの人々の集団的な性質や傾向のようなものがあったとしても、たいてい必ず、一部の人々は、わりと冷静に世の中をしっかりと見ていて、「今はもうそういう時代ではないのだから、そんなことしていたら、今にとんでもない大変なことになってしまうのではないか」「もうすっかり相手の方が変わっているので、いつまでも昔のようなやり方はやめて、そろそろ新しいやり方に変えた方がよいのではないか」「それは少し昔の政治家が、その時代の政治的な都合で、国民にインチキを教えた内容が元でもめているだけなのだから、そろそろ国民は本当のことを知って、行動してもよいのではないか」「自分がきっちりと調べた結果、それはただの迷信だとわかったので、もっと現代や未来にふさわしい考え方に変えるべきだ」などというように、これはとても少数の意見であることも多いのですが、どんなに大勢の人々が、そうしたほぼ無意識レベルからの強い集団的な性質や傾向を持っていたとしても、わりと冷静に本当の正しい意見や、また、その時々において、本当に最も正しい未来への道筋のようなものをしっかり述べていることも多いものなのです。
それでは、世の中の流れは、いったいどのようになってゆくのか、というと、簡単に述べると、そうした形で一部の人々が何を言っていようが、大多数の人々は、「いいぞ、行け行け」とばかりにまっしぐらにどんどん突き進んでいって、素晴らしい成功が得られることもあれば、逆にとんでもなくひどい大失敗をしてしまうこともあるし、また場合によっては、何らかの良い機会を得て、そうした一部の本当に正しい意見を言っている人々の意見を受け入れて、途中で大きく修正して、あまりひどい状況にはならずに済んだり、うまく成功するようになることもあれば、また逆にとんでもない人物の意見を受け入れて、もっとひどい状況になってしまうこともあるので、はっきり言って、こうした多くの人々の集団的な性質や傾向というのは、なかなか難しいところがあるわけです。
Ｃｅｃｙｅ（セスィエ）
2024年1月16日 9:03 PM, 予知、予言、未来予測 / 人生観、世界観 / 宗教、道徳 / 成功論、繁栄論 / 政治 / 教育 / 歴史 / 現在のアセンションの状況 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 経済 / 軍事
