二つめは、何らかの宗教や思想などで説かれている伝統的な信仰や教えやイデオロギーのようなものと、現実の多くの人々の生活や社会の状況が、うまくつじつまが合わせられずに大きく矛盾したり、対立してしまうようなケースになるのですが、こうした状況において、よく行われがちな内容としては、現実の多くの人々の状況や意見は、ほぼ完全に無視して、強い権力のある人物や組織の力で、昔からの伝統的な信仰や教えやイデオロギーなどの正当性を、あまり深く調べることもなく、一方的にゴリ押ししたり、多くの人々に強く押し付けてしまうことなのではないか、と思われます。
ところが、これまでの世の中の様子を見ていてもよくわかるように、そうした宗教や政治の立場を強権的に取り続けていても、なぜか世の中が非常に騒々しくなっていったり、あるいは、かなり息苦しい閉塞的な雰囲気になっていってしまうことが多いようなのです。
それでは、こうした場合、いったい、どのようにしてゆけばよいのか、というと、かなり手短かにまとめてしまうと、だいたい次のような四つのことが言えます。
まず一つめは、社会的に見て、あまりにも大きな変化の影響がありそうな内容に関しては、一度に大きく変えるようなことはせずに社会全体が、それほど大きなインパクトを受けない程度のレベルに収まるようにある程度の小さい範囲に限って、その時々の変化の状況を確認しながら、少しずつ試験的な形で変えてゆくようにした方がよいということです。
Cecye(セスィエ)
2023年12月30日 9:03 PM, 人生観、世界観 / 宗教、道徳 / 政治 / 現在のアセンションの状況 / 知恵、正しさ / 社会、文化