それで特にここで問題になってくるのは、現在も非常に速いスピードで発達し続けている高度な情報化社会では、みなさんもよくご存知のようにそれぞれの人の関心や好みや、これまでの選択や行動などに基づいて、たくさんの個人や企業ばかりでなく、半自動的にたくさんのコンピューター（サーバー）や、さらに今後はＡＩなども、どんどん、それぞれの人に合わせた情報を提供し続けてくるようになるので、はっきり言ってしまうと人によっては、かなり片寄った過激な考え方や行動をするようになる可能性が、とても増えてきていることです。
また現在の先進国や発展途上国では、昔のように大部分の人々が農村のような地方で生活するのではなく、大都市で生活するようになると共に、特に２１世紀以降の時代は、インターネットの普及によって、昔以上に多くの人々が、一人だけの個人の生活で、かなり完結するようになってゆきつつあります。
しかし私は、現在のような形で都市化や情報化社会で進展して、あまりにも多くの人々が、一人一人の個人に分かれて生活してゆくような文明のあり方を続けていると、近年のポピュリズムの台頭や、時折起きる異常な犯罪の状況などからも、ある程度よくわかるように結局、一見大きくまとまっているように見えるけれども、よく見ると細かくバラバラに分断された個の隙に乗じるような形で、かなり偏向した独裁的な人物が幅を効かせるような社会になっていったり、あるいは、そうした社会の問題を、一気にすべてうまく解決することができそうなＡＩのような機械に牛耳られる社会になってゆく可能性も、将来的には、かなり高くなってゆくように思われるのです。
Ｃｅｃｙｅ（セスィエ）
2023年4月27日 9:03 PM, 予知、予言、未来予測 / 人生観、世界観 / 政治 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 科学、テクノロジー / 経済
