②現在のように世界中の国々や地方の情報が、たくさん入ってくる時代には、何でもすぐにわかったつもりにならずに、特に重要な情報に関しては、再度、冷静に調べ直してみるような多少慎重な姿勢が、とても大事である
二つめは、それで昔からの宗教や世間の道徳的な知恵においては、「宗教的、道徳的に悪い生き方はせずに、できるだけ良い生き方をしよう」「今ある物事に感謝の気持ちを忘れずに、一つ一つの物事を大切にしてゆこう」「他の人に嫉妬せずに、少しでも相手の立場をよく理解して、お互いに協力し合ったり、自分のできる努力を大切にしてゆこう」などというような考え方が、非常に大切にされてきました。
しかし現代のような世界規模の情報化社会の時代になると、世界中の様々な国々や地方で、かなり質素な生活をしている人々であっても、まるで当たり前のように海外や都会の物質的に豊かな生活をしている人々の様子を目にするようになったり、また逆にそうしたわりと物質的に豊かな生活をしている人々も、まるで当たり前のように海外や地方のわりと質素な生活をしている人々の様子を目にするようになってきました。
そうすると世界中の様々な国々や地方では、「自分達はかなり質素な生活をしているけれども、何とか、ああいうリッチな生活ができるようにならないものかな？」、あるいは逆に「自分は、経済的に結構豊かになれたので、何とかあの貧しい人々を、少しでももっと豊かな状態にしてゆけないものかな・・・」などというように考える人々が、だんだん、たくさん増えてきているようなところがあるわけです。
Ｃｅｃｙｅ（セスィエ）
