少しの間、お休みしましたが、前回の「知ることと人間性の関係について」の続きの文章になります。
２、人間が持っている知性の性質と、その限界について
二つめは、実は多くの人々の思い込みとはかなり違って、人間が持っている知性には、そうした人間が持っている知性ゆえの、かなり難しい問題が含まれているようなところがあるのです。
これは、そのまま説明すると非常に長い文章になってしまうので、ここでは、かなり手短かに少し喩えを用いて、説明してみたいと思います。
本物の知恵者と、偽物の知恵者の違いについて
たいてい多くの人々が思い描いている知恵者のイメージというと、例えば、多くの人々が、何らかの問題や失敗や病気や怪我などで、いったい、どうすればよいのか、わからなくなって、すっかり苦しみ、困り果てていると、そこに素晴らしい知恵者のような人物が現れると、「それは、こういう原因で大変なことになっているのですよ。このようにしたら、うまくいきますよ」とか、「これは◯◯という病気なので、こういう薬を使えば、早く治りますよ」とか、「これは最新の科学では、△△と呼ばれているものなので、今すぐ□□という対応をすれば、良くなるはずです」とか、「現在の状況から推測すると、近い将来、こんなことが起きる可能性が高いので、あらかじめ、こういう準備をしておけばよいでしょう」などというような感じで、その知恵者のような人物自身が、いろいろなことを行ったり、あるいは、その知恵者のような人物のが言った通りのことを多くの人々が行ったりすると、たちまち、あるいは、多少、いろいろな経緯があった後に、様々な問題や失敗がうまく解決したり、また病気や怪我などから回復したりして、多くの人々が非常に健康になったり、幸せになったり、豊かになったりした、というようなイメージが多いのではないか、と思われます。
Ｃｅｃｙｅ（セスィエ）
2020年12月5日 11:03 AM, おすすめ記事 / スピリチュアリズム、霊界 / 宗教、道徳 / 知恵、正しさ
