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21世紀初めの核兵器の位置付けについて Part 3

21世紀初めの韓国や北朝鮮を取り囲む国際情勢について

 それでは、現在の国際情勢の中で、北朝鮮のような国の場合、国の安全保障は、いったいどのように考えてゆけばよいのかというと、これは、わりと単純な話になるのですが、東西冷戦後の国際情勢が、非常にごちゃごちゃしていた時代と違って、21世紀初めの現在の国際情勢では、最初に述べたように現在の北朝鮮の立場としては、昔から馴染みの深いロシアや中国と親しい外交関係を築いて、しっかりした軍事同盟を結んでさえいれば、基本的に突然、どこかの国が、北朝鮮を攻撃してくるような軍事的なシナリオというのは、ほぼありえないようなところがあります。

 ですから現在の北朝鮮の立場としては、これまでと同じように韓国との国境や、北朝鮮の周辺海域をある程度、しっかりと守れるような軍事力を維持して、「もし韓国やアメリカが武力侵攻してきたら、敢然と戦って、国を守るぞ」というような政治的な意志さえ、しっかり示しておけば、まずは突然、韓国やアメリカが、突然、北朝鮮を軍事的に攻撃するとは、なかなか考えられないし、また韓国の立場としても、同じようにアメリカや日本と親しい外交関係や、きっちりとした軍事同盟を結んで、「もし北朝鮮が、軍事攻撃を仕掛けてきた場合には、韓国の同盟国であるアメリカと共に、しっかり反撃して国を守るぞ」というような政治的な意志をしっかり示しておけば、そう簡単に北朝鮮が、韓国に軍事攻撃をしてくることは、まずはありえないのではないか、と思われます。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2017年11月18日 9:03 PM, 政治 / 軍事



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