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知ることと人間の欲求の関係について Part 17

②どのような魂であっても、他の存在を見つけると、少しでも何らかのコミュニケーションをとろうとするような性質がある。

 二つめは、これは人間にしても、他の生物にしても、かなりはっきりしている魂の欲求になるのでしょうが、霊的な存在というのは、自分以外の他の存在を見つけると、単に知っているだけでよしとするのではなく、何とかして、その存在と何かしらの関係を持とうとするような魂の欲求があります。

 それは原初的な生物であれば、単に他の生物にぶつかったみたり、くっついてみたり、また触ってみたりするようなことになるのでしょうが、もっと生物として発達してくると、単に触れ合うのみならず、お互いに色や姿形や動作を変え合ったり、様々な声や音や振動を発生させ合ったり、様々な臭いやフェロモンを放ち合ったりして、様々なコミュニケーションをとるようになってゆき、そして、さらに生物として、もっと高度に発達してくると、お互いに様々な少し変わった動作や、様々な表情や言葉や歌や踊りや、あるいは、文字や絵や道具などの表現によって、もっと複雑なコミュニケーションをとるようになっていったりするものなのですが、要するに人間にしても、その他の生物にしても、他の存在を見つけると、何らかの形で一生懸命コミュニケーションをとろうとすることが多いのです(そうした過程で隠れたり、逃げたりするような状況になることもありますが・・・)。

 これは魂の世界でも同じで、霊界であろうが、物質世界であろうが、霊的な存在というのは、他の存在を見つけると、単にその存在のことを知ろうとするだけでなく、何らかの形でコミュニケーションをとろうとすることが多いのです。

 ただし、物質世界にしても、霊界にしても、こうしたコミュニケーション欲求のようなものが、すべてがすべて良い方向に働くのかというと、そうとも言えなくて、お互いに仲の良い関係が築けることもあれば、そうではなく、お互いに傷つけあったり、奪い合ったりするような関係になることもあるので、それゆえ、こうしたコミュニケーション欲求のようなものが、それぞれの魂にあったとしても、それで常に良い状況になるとは、なかなか言えないようなところもあるようです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2017年2月22日 9:03 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 知恵、正しさ



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