2、幼児の頃には、自分の身の回りの社会の様々な事情やルールのようなものをだんだん理解するようになってゆく
第二に幼児の頃には、こうした形で様々な体験を積み重ねてゆく中で、わりと単純な感じで「これは楽しいので、もっとやりたい」とか、「こんなの嫌だから、もうやりたくない」などというように、一日の間に何度もケラケラ笑って喜んだり、あるいは、急にワァーッと泣き出したりするものなのですが、ところが、そうこうしているうちに、だんだん人間の社会には様々な事情やルールのようなものがあって、自分が何かやってほしいと思っても、周りの人が忙しいと、あまり相手にしてもらえないとか、すぐにおっぱいが欲しいと思って泣いても、ママがいない時やママの調子が悪い時には、少しの間、待っていないといけない時があるとか、あるいは、ニコニコ笑ったり、声をかけたりすると、大人がものすごく喜んでくれるとか、さらには、少し大変でも何らかのことを頑張ってやると、周りの人がものすごく褒めてくれたり、喜んでくれたりするなどというように、言ってみれば、ごくごく小さな社会の事情やルールのようなものを理解してゆくようになります。
そして、本当はお腹が空いていても、少し我慢するようになるとか、家族や周りの人が喜ぶと、進んで何かお手伝いのようなことをしたりするようになるなどというように、少し複雑な社会の事情やルールのようなものを理解してゆくようになるということが言えるでしょう。
Cecye(セスィエ)
2016年6月15日 9:03 PM, 知恵、正しさ