それから五つめは、少し違ってきて、そうした形で、すでに様々な物事について知っているようなことを、必要に応じて、例えば、パッと名前を言うことができるとか、ある程度、正確な意味や理由や働きをしっかりと説明することができるとか、何らかの行為がしっかりできるようなことを、普段、私達が、そうした物事について、「覚えている」とか、「しっかり記憶している」などというように表現しています。
ですから、こうした人間の知性の働きのことを、普段、私達は単純に「覚える」とか、「記憶する」などと表現しているということです。
六つめは、今度は、そうした知性の働きを、もう少しまとめた感じの知性の働きになるのですが、例えば、何らかのイメージを思い浮かべるとか、現在わかっていることから、その時点では、まだわからないことを推測してみるとか、また様々な物事の間の相互関係や、原因と結果の関係を明らかにしてゆくとか、たくさんの物事の中で、最も大事なエッセンスをしっかり見抜いてゆくとか、あるいは、少し先の未来を予想してみるとか、現在あるものを組み合わせて、何か新しいものを考え出してみるとか、現在起きている問題に対して、最善の解決策を考えてみるなどというようなことに関して、普段、私達は、何らかの物事について、「イメージしてみる」とか、「推測する」とか、「分析する」とか、「まとめる」とか、「予想する」とか、「考えてみる」などというような表現をすることが多いように思います。
ですから、こうした感じの人間の知性の働きを、普段、私達は「イメージ(想像)する」とか、「推測する」とか、「分析する」とか、「まとめる」とか、あるいは「予想する」とか、「考える」などと表現しているということです。
追伸
今日で、このブログを始めて、6年目になります(笑)。今でも続いています。
今年は、この辺りのテーマの文章が長くて、途中で幾つか違ったテーマの文章を載せる予定です。
それでは、お楽しみに!
Cecye(セスィエ)
2016年6月3日 9:01 PM, 知恵、正しさ