二つめは、これは当然のことですが、そうした霊的な奇跡の現象において、普通の人が、「それはちょっと怪しいのではないか」と言いたくなるような、いかがわしい説明や仕掛けがないということが非常に重要になってきます。
ところが、この場合、多少問題になりがちなのが、時々、多くの人々がそうした霊的な知識や体験がないのをいいことにして、かなり閉鎖的に取り込むような形で、つまり他の人々の助言やサポートがなくなるように周りの人々との関係をだんだん断たせるような形で、そうした霊的な集まりのようなものにぐいぐいと引き摺り込もうとするようなケースがあることです。
ですから、これは単純な話になるのですが、わりとオープンな形で、そうした霊的な奇跡のようなものを起こしているのであれば、それほど問題ないのですが、そうではなく、そうした霊的な奇跡のようなものを起こせるのをいいことにして、他の人々との関係をだんだん断たせて、その霊能者だけに依存させてゆこうとしている場合には、多少注意が必要なのではないかということです。
三つめは、これは非常に良いケースになるのですが、要するにそうした霊能者のポリシーが非常に明確できっちりしている上に、また必要に応じて、そうした霊的な奇跡も時々起きるというようなケースになります。
ただ、この場合、多少問題になるのは、この宇宙には、そうした形で次々と多くの人々を騙すと、まるで本物の神仏のようになりすまして、たくさんの金品を巻き上げたり、多くの人々の人生を大混乱に陥れようとする偽神仏のような存在がいるということです。
それでは、こうしたケースの場合、いったいどうすればよいのかというと、これはわりと単純で、そうした一見、非常に正しく、かつ霊的なパワーがある霊能者を信じて、強い信仰や尊敬の念を持ったとしても、もし途中で普通の人間的な感覚として、あまりに信じがたい、訳のわからない言動が多くなってきたように思えた際には、いったん、そうした信仰的な態度はやめて、他の人々の率直な意見を聞いたり、また、これまで自分や周りの人々の間に起きた様々な出来事の推移を冷静に振り返ってみて、最初に自分が共鳴して信じた内容と、後々のそうした霊能者の言動や、そうした霊能者に関わる出来事があまりにも大きく違っているような場合には、思い切って、そうした霊能者との関係は断った方が賢明なのではないか、というように思われます。
Ｃｅｃｙｅ（セスィエ）
2016年4月15日 9:04 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 宗教、道徳 / 現在のアセンションの状況
