４、スピリチュアルなことであっても、この世的な正確性や客観性に基づいた理性的な物の見方は、常に大切にするべきである
四つめは、これは少し意外に感じるような人もいるかもしれないのですが、実は、本当の意味で霊的なことの大家のように言われている人というのは、一見、かなりあやふやな出来事ばかり起きているように感じられるような霊的なことに関しても、一つ一つの出来事の状況や自分自身の体験をしっかり確認しながら、「なぜ、これはこうなったのか」とか、「この前はこういう理由でこうなったが、今回は別の理由でこうなったようだ」とか、「今の自分の感想がこうだけれど、他の人の感想は、どうなのかな？」とか、「これは一見凄そうな霊存在だけど、本当に言っていることは、ちゃんと合っているのかな」などという具合に、そう簡単には一人よがりにならずに他の人々の意見を冷静に聞いたり、実際の状況をできるだけ正確に調べたり、また自分が行った一つ一つの言動が、いったいどのような影響を与えているのかということを、かなり冷静かつ客観的に見定めようとしていることが多かったりするものなのです。
ですから、こうした観点から考えてみると、確かにある程度正しいと確認できた霊的な存在に関しては、その程度の応じて信じ受け入れることは、とても大切なことではあるのですが、ただ、だからと言って、その時々の自分の状況として、あまり深く信じられないようなものであっても、とにかく一生懸命信じなくてはならないというような霊的な立場は、多少間違えているのではないか、というように思われます。
Ｃｅｃｙｅ（セスィエ）
2016年4月5日 9:04 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 宗教、道徳 / 現在のアセンションの状況 / 知恵、正しさ
