4、子供は、常に両親や家族を手本にして育つようなところがあるので、夫婦(男女)は、子供を授かったら、できるだけ常に精神的に落ち着いた穏やかで優しい心持ちで過ごす必要がある
第四には、世の中を見ていると、これはよく理解している人もいれば、それほど理解しているようには見えない人も両方いるような話になってくるのですが、子供を育てる上で、とにもかくにも大切なのは、その子供の両親である夫婦(もしくは男女)が、いつも仲が良い上に霊的というか、精神的に安定していることなのではないかということなのです(シングル・マザーのような方にも、ほぼ同じようなことが言えます)。
これは、ちょっと分かりにくいかもしれないので、幾つか例をあげながら説明してみたいと思います。
まず第一には、これは世間的には、ずっと昔から常識になっているような話になるのですが、特に小さな子供は日頃、自分にとって最も身近で自分をあれこれとかまってくれるパパやママといった両親や、それから、そのまた両親であるおじいさんやおばあさんといった家族のことをとにかく四六時中よく観察していて、自分に真似できるようなことがあると片っ端から真似して、いろいろなことを覚えてゆくようなところがあるということです。
その点で基本的な考え方としては、自分に子供ができて親になった場合には、子供にあまり真似してほしくないことは、できるだけ子供の前ではしないようにしなくてはならないということと、それから、もし子供が明らかに親の真似をして、何かとんでもないことや変なことをやらかしたとしても、自分のことを棚に上げて、感情的に怒り散らすようなことは絶対にしてはいけないということです。
それともう一つ大切なことは、そうした際に親である自分達はそれほど大したことはないと思ったとしても、もし自分達が心から尊敬できるような誰か立派な人がいる場合には、その人の絵や写真を壁に飾っておくとか、その人にまつわる誰もが感心し、ためになるような話や面白いエピソードを時折聞かせてあげるようにすれば、若干、子供心にも良い影響があるようなところがあるということです。
第二には、これもとても大切なことになってくるのですが、日頃からパパやママを初めとするような家族の人々があまりにも不幸な感情的にも荒れた大変そうな生活をしていると、それが子供の心に影を落として、あとあと、いろいろと良くない影響を及ぼすことが多いので、とにもかくにも大切なのは、一日の中で最も長い時間、子供に接することになるママ(最近だと、たまにパパのことも・・・)は、常にできるだけ精神的に落ち着いた穏やかな優しい気持ちでい続けることがとても大切になります(明るくにぎやかであるのは全然構わないのですが)。
それが一日中接する親が、いつもイライラして、ガミガミと怒り散らすような生活を送っていると、そうした家庭環境で育った子供は、その後、精神的に若干不安定な状態になって、それが後々、精神的な問題や病などの間接的な原因になってしまうことがあるので、これはとても注意が必要であるということです。
それから第三には、これはあまり注意しない人が多いのですが、幼少時の子供には何も意味が分からないと思って、ある程度の年齢の子供には絶対に見せないようなテレビや映画のようなものを平気で子供と一緒に見ている人がいるのですが、現在は結構、多くの人々に理解されるようになってきているのですが、姿形は赤ちゃんでも結構人間としての意識をはっきりと持っていて、周りの人々のいろいろな言動や出来事を一生懸命学ぼうとしていることが多いので、基本的には子供にとって、あまりに荒々しい、またあまりにショッキングな内容の話題や映像や音声は、原則、子供の前では避けるようにした方が良いようなところがあるということです。
昔と違って最近の世の中では、親や家族の影響以外に、子供が赤ちゃんの時から子守唄のように見聞きしていたテレビやラジオの影響をかなり強く受けて、ある程度大きくなった段階でも、まるでテレビやラジオ番組のような考え方や話し方や動作をしている子供もいることがあるので、特に子供時代に見聞きさせるテレビやラジオ番組に関しては気をつける必要があるということです(特に小さいうちは、原則、子供がそのまま真似してもいいようなものでないときついです)。
Cecye(セスィエ)
2012年11月24日 9:06 PM, 結婚、家庭