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霊的に見た戦争前後の生まれ変わりの状況について  Part 5

 第四には、これは少し変わった話になるのですが、実は、第二次世界大戦の頃ほど世界中のあちこちで、いろいろな諜報活動が盛んに行われていた頃はなかったのではないかと思われるのですが、それというのも、それ以前の時代には、外国と言っても、せいぜい自分の国の隣近所の国のことぐらいしか知らない人がほとんどであったのですが、それが第二次世界大戦の頃ともなると、多くの人々にとっては、どこだか全然聞いたこともないような大地や海の彼方の知らない国々と、結構長い期間に渡って、死にもの狂いの大戦争をしなくてはならなくなってしまったために、どこの国の人々も、最初は「あの国の軍艦や戦闘機って、いったいどんなものなんだ?」ということぐらいから始まって、その後、さらには「あの国の指導者は、いったい何を考えているんだ」とか、「そもそもその国の人達って、いったいどんな生活をしているんだ」などというように世界中どの国の人々も、かなり真剣に他の国の人々の様子について、ものすごく強い関心を持つようになっていったのです。

 こうした「今まで全然知らなかったのに、突然、ものすごい衝撃を受けるような形で重要度が上がった」とか、「知ろうと思えば、それまでも少しは知っていたはずなのに、全然知らなかった」というような多くの国々の指導者を初めとする多くの人々の強い知的好奇心の結果、その後、霊界では、そうした諜報活動に従事していた人々は、「自分は国に命じられて、何だかよく分からない外国の調査とやらをさせられていたけど、その国は、本当はどんな所だったんだろうか?」とか、「その後、あの国は、いったいどうなったんだろうか?」とか、「突然、大戦争をすることになったあの国の人達って、本当は、いったいどんな人達だったんだろう?」などというように世界中のあちこちで世界中の他の国々に対する結構、ものすごい強い関心というか、知的好奇心が上がるような状況になっていったのです。

 その結果、その後の世界では、地上の世界においても、あちこちで国際交流が盛んになるだけでなく、世界中で海外旅行がどんどん盛んになっていったのですが、実は霊界でも、それと似たようなことがあちこちで起きていて、「よく考えてみると、自分はアジアや中東のある国については、ほとんど知らなかった」とか、「戦争中、初めて出会った相手の国の生活を、ぜひとも自分も実際に体験してみたい」などというような理由で、あっちでもこっちでも国境や民族や宗教を越えた、かなり広範囲に渡る多くの人々の生まれ変わりというのが、特に戦後は多くなっていったようなところがあったのです。

 それから第五には、これはかなり変わった話になるのですが、第二次世界大戦前後の時代というのは、ちょっと口で直接言うのがはばかられるような、とんでもない特殊な兵器や科学の研究や人体実験のようなものが行われた時代でもあったので、そうした被害者や加害者になった人々というのは、地上の世界でこそ死人に口なしで、国家がいろいろな形でもみ消してしまうことが多かったのですが、死後、霊界に還った後、そうした生前の被害者や加害者としての強烈な体験を思い出すと、もうすぐにでも何とかしないといけないような気持ちになってくることが多かったようなのです。

 その結果、そうした人々は、世界中のあちこちの国々や地域にかなり計画的に生まれ変わってくると、「今度こそ、このとんでもない研究開発をやめさせなくては・・・」とか、「今度こそ、このとんでもない武器の開発や使用をやめさせなくては・・・」などという具合にかなり地道な形で、そうした特殊な武器や科学技術の研究や人体実験に当たるようなものを直接、あるいは間接的な形で止めようとして、結構四苦八苦していたようなことが非常に多かったということです。

 このように二度に渡る全世界規模での大戦争は、多くの人々に対して、かなり複雑なカルマの負荷をかけることになったので、それ以降、多くの人々は、そうしたカルマの清算というか、心の整理のために結構複雑な生まれ変わりの連鎖に入るような事態になってしまったということなのです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2012年8月30日 9:05 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 歴史 / 軍事



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