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霊界の真相 Part 20

④たとえ宗教団体であっても、人間の集団である以上、安定した収入の確保や、長期に渡る経営の維持のためには、かなり切実なお金の心配をしなくてはならなくなってくる

 第四には、これも非常に問題が多いのですが、そうした宗教団体というものを、単なる人間集団として考え直してみると、これは言いづらいのですが、多分、どのような人間集団であっても、おそらく普通の企業とほとんど同じように次のような二つの行動原理というのは、この物質世界で運営する限り、どうしても絶対に避けられないのではないか、ということです。

 まず第一には、とにもかくにも人が関わる以上、そこが原始的な物々交換の社会でもない限りは、お金がないと生活できないので、何らかの手段による収入の獲得というのは、どうしても必要不可欠であるということです。

 第二には、これは、もっと切実な問題になってくるのですが、もし、その宗教に関わる人間が独身ではなく、結婚して家庭を持っていて、しかも子供がいたりした場合には、これは家庭を持ったことのある人なら、誰でもよく分かるのではないか、と私は思うのですが、はっきり言って、よほどの堅い収入の口でもない限りは、これは、ちょっと口では言いがたいのですが、どんな宗教であっても、かなりのお金の心配というものが発生するはずなのですが、もし、それがもっともっと大人数の大所帯の宗教になっていた場合には、そこそこのお金の心配なんてものじゃなくて、多分、そこのトップや経理責任者というのは結構、切実な経営上の心配、それも、かなり先までの経営上の心配というものを、常に抱えたままの状態になってしまうはずであるのです。

 このような二つの点から考えてみる限り、こうしたことが一般の信者の人達に直接話されるような機会というのは、普通、滅多にないのですが、どの宗教であっても、そうした宗教に属して、安心立命を得られる多くの信者の人達の素朴な感覚とはかなり違って、そうした宗教を運営しているトップや財務責任者の人々というのは、この物質世界においては、常に常にその教団の財務状況や経営状態のこと、つまり、お金の心配のことをし続けていなくては、とてもではないが、そうした宗教団体を何年も何十年も維持できるものではないということなのです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2011年1月18日 9:21 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 宗教、道徳 / 社会、文化



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