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光の世界の瞑想

 今回は、簡単な瞑想法について説明します。

 

 まずは体の力を抜いて、体のどこにも無理な力が入らないような形で座ります。

 座り方は椅子に座っても、あぐらをかいても、どちらでも構わないのですが、要はある程度長時間、同じ姿勢でいても、体のどこにも無理な力が加わらないような状態で座ることが重要です。

 

 それから軽く目を閉じて、胸ではなく、お腹を膨らませたり、へこませたりするような腹式呼吸でもって、何回か自分の息に注意を集中しながら、ゆっくりと息を吸ったり、はいたりして何度か深呼吸を繰り返して、自分の心の状態をある程度、落ち着いた静かな状態に整えてゆきます。

 

 それから自分の波動をさらに徐々に上げてゆくわけなのですが、高次元の世界というと、自分の上の方にあることをイメージする人が多いので、ここでは自分の頭の上、つまり自分より上の方から精妙な明るい光が豊かに降り注いでくるところをイメージしながら、その光が自分の頭から肩、それから手や胴体や足へと自分の体全体に豊かに満ち満ちてゆくのをイメージしてゆきます。

 

 そして、その光が自分の体全体に豊かに満ち満ちてゆくようなイメージができるようになったら、今度は、自分自身の体全体から光輝燦然たる光が、自分の体の周りの空間に放たれ、自分の周りの世界を明るく豊かに照らし出してゆくようなイメージをしてゆきます。

 

 そして、次のような自己宣言を何度か繰り返しながら、自分自身が明るく光輝いている様をありありとイメージします。

「私は、光」

「私は、光」

「私は、光」

 

 それから今度は、自分の周りの人々や生き物達が、明るく光輝いているところをありありとイメージしながら、次のような自己宣言を何度か繰り返します。

「あなた(みんな)も、光」

「あなた(みんな)も、光」

「あなた(みんな)も、光」

 

 そして、自分の周りのすべての世界が、明るく光輝いているところを、ありありとイメージしながら、次のような自己宣言を何度か繰り返します。

「すべては、光」

「すべては、光」

「すべては、光」

 

 このようにして自分自身が明るく光り輝き、自分の周りの人々や生き物達も明るく光り輝き、そして、そうした自分達の周りのすべての世界も明るく光り輝いている状態を、大きな悦びや満足感のうちに十分に楽しむことができたら、この「光の世界の瞑想」の目的はしっかりと達成されたことになるでしょう。

 

 瞑想上の注意点

 ただし、こうした瞑想の際に注意することは、あくまでこうした光のイメージというのは、高次元の世界からのものでなくてはならないので、こうした光をイメージした時に、「こうでないと絶対にいけない」などというような非常に強情な気持ちを持ったり、また、何か強い心配事や恐怖心のような非常に不安定な精神状態になったり、あるいは、たとえどんな宗教上の教義や霊的存在からの指示や命令であったとしても、「自分は、そうした何かの指示や命令に絶対に従わなくてはならない」というような非常に脅迫的に服従を強いられるような状況に置かれたり、さらには「絶対に何を感じても考えてもいけない」などというような、あまりに極端な自己限定を自分に強いるようなことは、基本的に絶対にやってはいけないということは、あらかじめよくよく知っておいた上において、こうした瞑想をすることが非常に重要であるということが言えるでしょう。

 

Cecye(セスィエ)

2010年7月20日 1:26 AM, 瞑想



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