そうすると、こうした現在の政治の状況から、いったいどのようなことが言えるのか、というと、私は、たとえ野党的な立場の政治家や政党として、大きな支持を受けて、急成長した政治家や政党であったとしても、もし単にそれまでのような政治批判を繰り広げるのではなく、ある意味、本当の政治の実務に通じたプロフェッショナルの政治家や政党に進歩してゆきたいと考えているのであれば、できれば、いつまでも単純な政府批判を繰り広げているような野党の立場の政治家や政党として、生き残りを図るのではなく、現在の与党的な立場の政治家や政党とも、意見を調整できるところはうまく調整して、連立を組んで、与党の政治家や政党として、実際の政府や議会の運営に関わって、より深く政治の実務に通じたプロフェッショナルの政治家や政党に進化してゆくことが、とても大事なのではないか、というように考えております。
※普通、私達の社会では、単に話がうまいだけでなく、実際の仕事の実務にもよく通じていて、しっかり着実に成果を上げ続けてゆけるような人が、プロフェッショナルとして扱われているので・・・。
※それで、たいてい与党と連立を組もうとすると、それまでの過激な主張はいろいろと引っ込めて、意見を調整してゆかなくてはならなくなるようなところがあるのですが、それはある意味、プロの政治家としての確かな歩みであるというように冷静に判断して、多少寛容な姿勢を持つことも、とても大事になるのではないか、と思われます。
※国民の立場からすると、大勢の政治家の候補者が立候補していると、そうした人々の演説などを頼りに投票していることが多いと思います。しかし、そうした際に、言っていることが、とんなに魅力的で素晴らしいものであったとしても、結局、現在の政府の状況で、できない話ばかりをたくさん話している政治家の候補者に投票しても、なかなか多くの人々が、思ったような政治の結果にはなってゆかないようなところがあるわけです。ですので国民の立場としては、できれば、単に理想や批判ばかりを述べているだけでなく、実際の政府や議会などの政治の実務にもよく通じた、できるだけ即戦力で働けるような人の中から、より優れた政治家を選んでゆけるような選挙の状況になっている方がよいのではないか、ということです。
Cecye(セスィエ)