3、地球の物質世界には、ひな形の原理によって、様々な宇宙や異次元の世界の影響が非常に強く及び続けてきたのだが、現在、アセンションの進行に伴って、そうした霊的な状況は、かなり大きく変わってゆきつつある
次には、自然を縁とする異次元世界についての少し変わった話を説明してゆきたいと思います。
昔から人間の社会では、「こちらは現世(うつしよ、この世の世界)だが、ここから向こうの森や海の彼方は、隠世(かくりよ、神の世界、あるいは死者の世界)である」とか、「太陽の光が強い朝や日中は、光の時間だが、日が沈む夕方や、特に深夜は、闇の者達が活動する闇の時間である」などと言って、一見、ほぼ同じような山や森や海や湖や砂漠などの地理的な空間や、朝、昼、晩などの時間について、なぜか、かなり迷信めいた感じで明確な線引きをしていることが、非常に多かったようです。
実は、こうした空間や時間などの分別に関しても、そうした様々な宇宙や異次元の世界と、この物質世界との関係で、わりときっちりと分けられていたところがあったようなのです。
※かなり簡単にまとめて説明すると、昔の日本の神道の世界では、「現世(うつしよ)」は、現在、人間が暮らしているこの世の世界のことで、「常世(とこよ、常夜)」、または「隠り世(かくりよ)」は、永遠に変わらない神の世界や、あるいは、黄泉の国などの死者の世界とされていたようです。確かにこの世界のすぐ裏に、そう簡単には変わらない、もう一つ別の世界があるように感じられるし、またプラトンのイデア説のような感じで、そうした世界が、この世界の原型のように見えるようなところもあるし、さらには、そうした世界は、より高次元の神々の世界に通じることもあれば、そうではない様々な死者やもののけの世界に通じることもあったようなので、昔の日本人は、そうした呼び名で分類していたのかもしれません。
※それと「常世(とこよ)」を「常夜」と呼ぶことがあったのは、そうした世界は、この世界のすぐ裏にあるような感じで、多少暗い印象を受けたり、またケースによっては、ずっと真っ暗に見えるケースが多かったからのように思われます。
Cecye(セスィエ)
2020年1月21日 9:03 PM, おすすめ記事 / スピリチュアリズム、霊界 / 中国思想 / 宇宙文明、古代文明 / 宗教、道徳 / 時間と空間の秘密 / 歴史 / 社会、文化 / 神道