③長い間、この地上の世界では、本来、ただ一つの光の存在のことを、その個性や性質や働きによって、創造主や全知全能の神、知恵や正義の神、愛や慈悲の神、軍事や経済や文化の神、それから、日常生活を優しく見守る女神のような、主に五つの種類の神仏に分けて、信仰することが多かった
それから第三には、これはまた、もう少し違った見方になってくるのですが、たいてい地球上の宗教であると、こうした本来、ただ一つの高次元宇宙にいる光の存在のことを、その名前や個性や働きによって、次のような五つの神仏の種類に分類していることが、非常に多いようです。
1、この宇宙の創造主、もしくは、全知全能の神
2、宇宙の法則(真理)を説く神仏、もしくは、知恵と正義の神仏や、審判主
3、愛と慈悲の神仏、医療的救済を行う神仏
4、軍事、経済、学問や文化の神仏
5、日常生活や家庭を見守る、優しい女性の神仏
のような五つの存在があげられます。
もう少し詳しく説明すると、最初のこの宇宙の「創造主」は、この地球や宇宙を創った存在のことなのですが、よく昔の宗教では、こうした創造主のことを、天空に存在する「全知全能の神」のような呼び方をすることが多かったようです。
次には、昔から宗教というのは、宇宙(自然界)の法則(真理)や、政治や経済や文化や、生活全般の知恵の集大成のようなものであったことが多いのですが、それゆえ、たいてい、どの宗教でも、そうした神仏の教えを説いた人、もしくは、そうした神仏の啓示を与えた存在のことを、「神仏」と呼んでいることが非常に多いです。
それと、そうした神仏の教えに基づき、死後の審判や最期の審判を行う審判主のことを「神仏」と呼んでいることが、とても多いということです。
それから第三には、これは今述べている「キリスト意識」のような愛や慈悲の存在のことであるのですが、昔から宗教では、こうした「愛や慈悲の神仏」や、それに関係する医療的な救済を行う神仏のような存在というのは、とても人気のある神仏であったということが言えます。
第四には、これは、いわゆる戦争の神や、経済繁栄の神や、それから、いろいろな学問や芸能の神のような存在になるのですが、これは宗教によっては、神の役割ではなく、その下の天使の役割になっていることも非常に多いということが言えます。
それから第五には、昔から多くの人々は、厳しい日常生活の中で、どこかに甘えを見いだしたい、というか、どこかに慈愛に満ちた母親のように、優しく包み込んでくれる女神のような存在を見いだしたい、というような要望をとても強く持っていたので、その結果、たいていの宗教では、強い神様の側には、ものすごく慈悲深く美しい女神のような存在がいて、多くの人々の日常の細々とした、いろいろな悩みや苦しみに手を差し伸べたり、優しく見守ってくれるようなスィチュエーションになっていることが、非常に多いということが言えるでしょう。
このように地上の宗教では、本来、ただ一つの光の存在のことを、その名前や個性や働きの違いによって、あたかも、ものすごくたくさんの神仏がいるかのように誤解してきたことが、とても多かったのですが、それは、この地上の世界が低次元宇宙であったからなので、本当はそうした、たくさんの名前や個性や働きの神仏の存在というのは、元々は、ただ一つの大きな源に帰一してゆくようなところがあったということなのです。
Cecye(セスィエ)
2012年4月28日 9:01 PM, イスラム教 / キリスト教 / スピリチュアリズム、霊界 / ユダヤ教 / 中国思想 / 仏教 / 宗教、道徳 / 神道