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Q&A 霊的な啓示やチャネリングが、正しいかどうか見分けるには、どうすればよいのか? Part 4

4、歴史上の偉人や聖人や、近現代の有名人からの霊的なメッセージに関しては、裏に普通の人々が全く考えもしないような、とんでもない陰謀やカラクリがあることが多いので、かなり慎重にその正邪を吟味する態度が必要になってくる

 第四には、これも非常に問題が多いのですが、現代は、結構いろいろな形でもって、昔の歴史上の偉人や聖人や近現代の有名人が、霊媒やチャネラーを通して何らかのメッセージを送ってくることが多いように見受けられるのですが、そうしたものに出会った際には、次のような二つのチェック基準を通して、かなり慎重に吟味してからでないと、私は原則、何も信じない方が賢明なのではないか、というように考えております。

 

①歴史上の偉人や聖人や、近現代の有名人の霊的なメッセージを名乗るものに関しては、なかには裏にとんでもないカラクリがあって、それを演出しているだけのこともあるので、厳しいようだが、必ずその直接証明ができるだけの有力な証拠や証人がない場合には、原則、一切信じないというように、かなり割り切った態度を貫いた方が賢明である

 まず第一には、これは当然のことであるのですが、誰か歴史上の偉人や聖人、あるいは近現代の有名人の霊的なメッセージのようなものを見つけた際には、まずは何よりもその内容自体よりも、そのメッセージが、本当にその当の本人から送られたものであるかどうか、ということをかなり学問的な態度で慎重に吟味する必要があるということになります。

 それでは、その学問的な態度とは、いったいどのような内容になるのかというと、これは近現代のスピリチュアリズムやニューエイジなどでは、当時の学者や科学者から馬鹿にされないように、かなり真剣に行われていたような内容になるのですが、まずは、どこそこの有名な亡くなった誰かを名乗る場合には、その当の本人しか絶対にわからないとか、その家族や親しい友人しか絶対に知らないというような生前の秘密の事実をピタリと当てるとか、そうした事実確認が、しっかりとなされているというような何らかの物理的な証拠か、あるいは、誰かよほど信頼のおけそうな人物の証言がついていない場合には、原則、十中八九は偽物と考えて、ほぼ間違いないのではないかということになります。

 それというのは、これは普通は誰もやらないどころか、全く考えもしないような内容であるにも関わらず、やろうと思えば、結構誰でも出来るようなとんでもない内容になってくるのですが、はっきり言って、そうした歴史上の偉人や聖人や、あるいは近現代の有名な人物のことをかなり詳しく調べた上において、それに近現代のスピリチュアリズムやチャネリングで、みんなが言いそうなことを、それなりに並べて話や文章にしてしまえば、そうした「霊界からの○○のメッセージ」とか、「霊界の○○の大預言」なんて本やネット上の話や文章は、結構誰でも作れてしまうようなところがあるからなのです。

 実際、みなさんが、テレビや映画で見ている歴史ドラマのいろいろな人物のセリフや動作というのは、そうしたテレビや映画で観ていると、どれもかなり心にグッと迫ってくるような、さまざまな役者達の迫真の演技で見たり聞いたりしているのではないかと思われるのですが、ところが、よく考えてみると、こうしたテレビや映画の歴史ドラマの中のいろいろな人物のセリフや動作というのは、たいてい、その中のほぼ90数パーセント以上の部分は、すべて現代というか、そうした歴史ドラマを作った時代の人々が、いろいろ詳しく調べて想像したり、あるいは、いろいろ構成を考えたりしながら作った、何のことはない、単なる空想上のセリフや動作に過ぎないということなのです。

 ところが、そうしたテレビや映画の舞台裏のことなんて全く知らない多くの人々は、そうしたテレビや映画の歴史ドラマを見ていると、何となく「そうした歴史ドラマに登場する人物は、本当にそんな感じで話したり、活動していたんじゃないか」とか、「あの有名なカッコいいセリフを言う、ものすごい活動を行ったあの人物は、本当に最高の英雄やヒロインだ」というような感覚をすぐに持ちがちなのですが、実は、こうしたテレビや映画を作る技術を悪用すると、これは普通の人にとっては、本当にとんでもないインチキ話になってくるのですが、そうした歴史ドラマに出てくる有名な人物が、さも目の前で話しているかのように感じられるような、ちょっと霊界チックなスピリチュアルな説教みたいなものも、やろうと思えば、実際出来なくないようなところが、現実にあったということなのです。

 それゆえ、こうした点から考えて、私は、もし誰かが、「自分は歴史上のものすごい偉人や聖人のような人物から直接、霊的な啓示を受けた」とか、「自分は、有名な○○という人からスピリチュアルなメッセージを受けている」などと言っている場合には、これは、こうしたスピリチュアルなことが好きな人には、結構かなり厳しい態度であると感じられるのではないか(みなさん、結構優しい方が多いようなので・・・)ということは、よくよく承知で述べているのですが、「それならば、それなりのしっかりとした客観証明を立ててくれたら信じる」とか、「その霊的なメッセージの真実性を証明する客観的な証拠はしっかりあるのか、あるいは誰か有力な証人はしっかりいるのか」ということをしっかり問いただして、もしそれが、そこそこ信用のおけそうな、しっかりしたものである場合には信じるけれども、もしそれが、あまりはっきりとした客観証明ができないような内容である場合には、原則、一切信じないというような、それなりに結構断固とした態度をとった方が賢明なのではないか、というように考えております。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2011年6月18日 9:25 PM, Q&A  / スピリチュアリズム、霊界



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