3、何でも正反対の政治的な主張をしてくる候補者や政党には、ある程度注意が必要である
三つめは、たいてい政治の世界では、多くの人々の支持を得ている与党的な立場の政治家や政党もあれば、そうした与党的な立場の政治家や政党とは、全く正反対の主張をしている野党的な立場の政治家や政党もあるものなのですが、こうした野党的な立場の政治家や政党の主張には、多少、注意が必要なところがあります。
先ほども述べたように政治家の候補者や、また場合によっては、マスメディアのジャーナリストやインターネット上の発言者は、はっきり言って、言葉としては、どのような意見でも言えるようなところがあります。
しかし現実の政治の世界では、私達の人生の問題と同じように、そう簡単には、どんな問題であっても、たやすく解決できないようなところがあるわけです。
また、一方で人間の精神的な性質としては、そうした、なかなかうまく解決できないような大問題があると、「いいや、そんな問題は、パッとこうやって解決すればいいんじゃないですか」「いやいや、それは今の政治家がバカなのであって、私達がやれば、すぐにパッと解決できますよ」「ちょっと待ってください。よく考えてみると、この話はそもそもインチキで、本当は何の問題もないのではないですか?」「今の政治を根本から、ぶっ壊してしまえば、すべて解決するんじゃないですか?」などというように、はっきり言って、そうした問題に対して、真っ向から反対の立場をとったり、さらには、そうした問題そのものを完全否定したくなってくるようなところもあるようなのです。
ところが実際にそうした問題を真剣に解決しようとしている人の立場に立つと、状況はかなり変わってきて、「なるほど、この問題の早急な解決はとても大事だが、しかし、そうした問題の当事者の大変な不幸や、人権の侵害には、手を抜かずにきっちり真剣に対応してゆかなければならない」「確かに人権的な問題はあるかもしれないが、治安の問題もあるので、これはかなり断固として態度で、きっちり対応しないといけないようだ」「問題が複雑なので、それぞれの問題について、かなり正確に調べた上で、きっちりした政治的な判断をしないといけないだろう」などというように、要するに単にその時々の感情や気分で意見を言えばいいというようなものではなく、そうした問題の一つ一つに対して、かなりきっちりと正確に調べた上で、しかも憲法や法律に則った形で多くの人々の利益になるような、できるだけ正しい政治的な判断や決定をしてゆかなければならないようなところがあるのです。
Cecye(セスィエ)
2025年7月10日 9:03 PM, 予知、予言、未来予測 / 人生観、世界観 / 宗教、道徳 / 愛について / 政治 / 現在のアセンションの状況 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 経済