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最近の霊界の状況について Part 7

②地上の社会の変化と、それに伴う、霊界の変化について

 第二には、これは、あまり聞かない話になるかもしれないのですが、たいてい、そうした近代化する以前の社会から、経済成長して、先進国になった国々においては、次の二つのような価値観の変化が起きるようなのです。

 一つめは、社会の変化と共に、その社会に強く根付いていた、古くからの宗教や伝統が、少しずつ崩れてゆき、それに代わって、たいてい、外国の、それもその国が、お手本にしている先進国で受け入れられているような宗教や文化が、だんだん受け入れられてゆくようになることが、非常に多い、ということです。

 二つめは、これは、多くの人々が、あまりはっきりと気付かない形で進行していることが多いのですが、そうした社会全体の変化の中で、だんだん、多くの人々は、古くからの宗教や伝統から離れて、新しい生活や文化を受け入れてゆくことが多いので、長い目で見ると、そうした過程の中で、古くからの宗教や伝統に関わってきた人々の職場が、だんだん縮小してゆき、それに代わって、新しい宗教や文化に関わる職場が、だんだん増えてゆくような状況になることが、とても多いのです。

 その結果、これは、非常に不思議な話なのですが、そうした状況において、わりと強力な権力を持った政治家がリーダーシップを振るっているような状況では、少々、あちこちから批判や問題が上がっても、それほど大混乱せずに、その国の社会は変化してゆき続けることができるのですが、ところが、そうではなく、そうした国家の大変革期において、あまり強力な権力を握っていない、つまり、わりとハト派の軟弱な指導者が、権力者になっていると、そうした古くからの宗教や伝統に根付いた一部の人々が、結構、強力な圧力をかけてきて、その国の社会の状況が、あっちに行ったかと思うと、また、こっちに行く、などという具合に、数十年ぐらいの長さに渡って、結構、不安定な状況になってしまうことがあるのです。

 そうすると、こうした状況下では、現在でも、かなり評判の悪い、独裁志向の人物が、できるだけ、あちこちに最小限の問題や被害しかもたらさないような形で、その国家を統治していた方がよい、ということになるのですが、歴史的には、これも、結構、難しい国家の舵取りが必要なことが多いので、うまく行くこともあれば、なかなか、うまく行かないような事態になることも多いようです(参考)。

 さて、こうした状況において、霊的には、いったい、どのようなことが起きているのか、というと、これは、こうした霊界物の話でも、あまり聞いたことのないような話になると思われるのですが、大まかに言うと、次のような三つのことが起きています。

 まず第一には、これは、霊界と地上の世界での時間の流れが異なるために、前後100年ぐらいの間の出来事になっていることが多いのですが、たいてい、そうした近代化する以前の社会での、古くからの宗教や伝統が崩れて、新しい宗教や文化が、多くの人々に受け入れられてゆくような社会では、そうした地上の世界の影響を受けて、霊界でも、それとほぼ同じような変化、つまり、霊界における、古くからの神々の影響力が、徐々に減ってゆき、それに代わって、新しい神々の影響力が、その国に関係ある霊界で増えてゆくようになります。

 第二には、これは、客観的に見ていると、とても不思議な出来事に見えるのですが、数百年単位の時間の流れの中では、たいてい、そうした社会の変化の過程で、古くからの霊界が、次々と姿を消してゆき、それに代わって、そうした地上の世界の状況を反映した、全く新たな新霊界のようなものが、その社会に関係する霊界において、次々と増えてゆくようになってゆきます。

 第三には、これは、かなり変わった話になるのですが、そうした霊界の大変化の過程で、古くからの宗教や文化に関わっていた、霊的な存在や生き物達というのが、だんだん姿を消してゆくのみならず、言ってみれば、ちょっとした停止状態になってゆき、そして、そうした古くからの宗教や文化に関係ある人々には、かなりはっきりと確認できるけれども、そうした古くからの宗教や文化をあまり強く信じていない人々からは、いるんだか、いないんだか、よく分からないような、はっきり言うと、何だか訳の分からない存在になっていってしまう、というようなことが起きるようです。

 そうすると、これは、霊的には、とても不思議な話になるのですが、たとえば、いにしえの神々や珍獣のようなものは、普通は、ほぼ完全に時間が止まったかのように全く動いていないのに、そこに誰かが熱烈に名前を呼んだり、信心しようとすると、途端に、パッと目を覚まして、あたかも、さっきから、ずっと活動していたかのように、元気に動き出す、というような、非常に不思議な霊的な状況になることが、非常に多かったようなのです。

 これが、昔から「触らぬ神に祟りなし」と言われていた霊的な理由の一つであると思われるのですが、ただ、最近は、アセンションの影響で、だんだん、こうした昔からの霊的な存在や生き物というのは、全体としては、だんだん減少してゆく傾向があるようです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2013年5月21日 9:05 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 宗教、道徳 / 社会、文化



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