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コラム 大した理由もないのに、不自然に上がったり、下がったりするようなマスコミの内閣の支持率の発表なんて、私には全然信じられない

 この国で何十年も生活していると、もうよく覚えてもいないほど、首相や大臣が、ころころ変わってゆく政治風景をよく見かけることになるのですが、その際に「○○内閣、発足!」、「支持率○○パーセント!」とか、「○○内閣の支持率、大幅に低下!」とか、「急上昇!」などというようなニュースの見出しをよく見ることになるのですが、これは私の率直な感想なのですが、はっきり言って、私は、こんな支持率の公表は、ほとんど信じることができないということです。

 それというのは、次から次へと出てくる首相の支持率の上下を見ていると、最初は、50〜60パーセントぐらいから推移して、1〜2ヶ月後に何かの出来事を経緯に大幅にダウンして、その後は、低い所を上がったり、下がったりするとか、とにもかくにも何があろうが、ある程度、高い支持率のまま小さな上下を繰り返すとか、ものすごく低い支持率なのに、いつまで経ってもダラダラ止めないなどというようなパターンのシナリオの話が、この国の政府の支持率の話では、あまりに多過ぎるからです。

 私は、こうした際には、単純に考えて、たとえ、かなり信頼できそうな新聞やテレビ局が発表した数字でも、自分自身の素直な感想や、自分の身近な人々の日頃の言動を見ていて、「新聞やテレビの発表は、60数パーセントと言っているけれども、自分の身の回りの人のうち、6割もの人が、あの人を支持するなんて、全然言わなさそうなので、これって嘘なんじゃないかな?」とか、「そもそも党の支持率が、もう全然ダメなのに、なんで首相が変わっただけで、ポンと支持率が上がるなんて、こんなのインチキなんじゃないの?」などというように、はっきり言って、ここ十年くらいは、こうした数字は、全然信用したことがないのです。

 それゆえ、これは私の個人的な見解なのですが、たとえ、かなり信頼の置けそうな新聞社やテレビの公式の発表を聞いたとしても、自分の素朴な感想や、身の回りの人々の自然な言動から冷静に判断して、「この数字って、本当に合ってるの?」とか、「この調査って、いったい、どこの誰が、どんな目的でやってるの?」とか、「なんで同じ人に対する評価が、ちょっと月日が経つだけで、こんなにコロコロ変化するの?」などというように、自分や、身の回りの人々の素直な感想や素朴な疑問というものを、もっともっと大切にしていった方が、世の中を見る時により正しい、より客観的な認識ができるようになるのではないか、というように素朴に感じております。

 

Cecye(セスィエ)

2011年9月9日 6:24 PM, コラム / 政治 / 社会、文化



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