③自分の身の回りに、お金には換えられないような、楽しい悦びの体験をたくさん見つけてゆく
それから、三つめは、これは考え方の問題になるのですが、実は、先ほども述べたように、現在の辺りの時代は、お金の多寡だけで、自分の豊かさや価値を決める時代は、だんだん終わってゆきつつあるので、今後は、少し考え方を変えて、「金銭的な豊かさ」、プラス、「人間としての体験的な豊かさ」、というような価値観を持った方がよいのではないか、ということです。
それというのは、これは特に先進国でそうなってきていると思うのですが、現在の辺りの時代だと、一昔前の時代だと、多くの人々が、かなり苦労して、努力しないと絶対に手に入れられなかったり、体験できなかったりしたようなことが、かなり安価、もしくは、ほぼ無料で出来るようになってきていることが、非常に多いからなのです。
ですから、ある程度、お金がある人は、そうした自分が自由に使える金額の範囲内で、時折、まず普段は味わえないような、少しリッチな体験をしてみるのもよいでしょうし、また、もし、そうしたお金があまりないにしても、現在の世の中は、少し前の時代と違って、社会全体がかなり豊かになってきているので、自分なりに考えを巡らし、探してみれば、いろいろな楽しみや悦びが見つかるのではないか、ということなのです。
これは、幾つも具体的に例をあげて、説明したいと思います。
昔は働くのが忙しくて、学校に行けない人が非常に多かったのですが、現在は、ちょっと探して、お金を払えば、好きなだけ、いろいろなことが学んだり、資格がとれるような所が、たくさんあります。
それから、一昔前には、本を読みたいけれど、本を読む時間やお金がなかった、とか、音楽を聴いたり、映画を観たかったけれども、そんな時間やお金がなかった、というような人も大勢いたのですが、現在は、書店やレンタル・ビデオショップや図書館に行けば、そんなに大金や時間がなくても、幾らでも好きな本を読んだり、音楽を聴いたり、映画を観ることができます(最近は、大型テレビも安いですし、映画館でも、いろいろな映画を上映しています)。
少し前の時代には、歌を歌ったり、ダンスやスポーツをするのには、それなりの才能やお金が必要だったのですが、現在だと、カラオケや、ボーカルや楽器教室に行ったり、ダンスやスポーツの教室やサークルに行けば、好きなだけ歌ったり、踊ったりすることができます(私も趣味のコーナーでギターを弾いていますが、確かに若い頃もギターは弾いていたのですが、ジャズ風のギターを弾き始めるようになったのは、2008年の終わり頃からです)。
Cecye(セスィエ)
2014年8月4日 9:03 PM, ゼロ・ポイント以降の霊的な注意点について / 人生観、世界観 / 経済