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イエスについて Part 16

東洋系の宗教を信じている人々の生まれ変わりと、西洋系の宗教を信じている人々の生まれ変わりについて

 それから、多くの人々の単純な宗教的な思い込みとは、かなり違って、私の調べた結果としては、東洋系の宗教をやると、この地上の世界と、非常によく似た、あまり明るいとは言えないような幽界(日本や中国などの東アジアの霊界の話は、こうした話が多いようです)と、地上の世界の間を、ぐるぐる輪廻するように、たくさん生まれ変わっている人々が、非常に多かったようなのですが、それに対して、西洋系の宗教をやっている人々というのは、そうした東洋系の人々が、よく行く霊界と比べると、もう少し明るい感じはするのですが、ただ、よく調べてみると、ちょっと、とんでもない偽神や偽キリストのような存在がいるのに、そこを、まるで本物の天国のように信じて、それなりに平和で安心な霊界生活を送っている、というような、今述べたような、「疑似天国」と、地上の世界の間で、ぐるぐる、たくさんの生まれ変わりを体験している人々が、非常に多かったようなのです。

 これは、おそらく、少し前までの東洋と西洋の直感的な違いを、そのまま表しているような説明になるのではないか、と思うのですが、要するに、東洋系の宗教を信じている人々は、この地上の世界と、それほどあまり違いのない「幽界」と呼ばれる世界と、地上の世界の間を、ぐるぐる輪廻するように生まれ変わっていることが、非常に多かったのに対して、西洋系の宗教を信じている人々は(こうした輪廻の話は、そうした方々の信仰上は、たちまち、一刀両断の下に否定されてしまうのでしょうが・・・)、地上の世界よりは、もう少し明るく、いっけん、本物の天国と、かなり似通った所なのだけれども、ただ、やはり本当の天国とは、かなり異なる疑似天国と、地上の世界の間を、何度も何度も、ぐるぐる輪廻するように生まれ変わっている人々が、非常に多かったようなのです(もちろん、東洋と西洋の間の生まれ変わりも、それなりに頻繁に生じたようですが・・・)。

 それでは、なぜ、西洋系の宗教を信じている人々は、いっけん、天国と非常によく似ているけれども、そうではない、一種の疑似天国のような世界に、数多く引き込まれることになってしまったのか、というと、その理由が、今述べているような、信仰心の問題、つまり、地上の世界において、キリスト教の教えを、あまりにも強く信じ込みすぎていると、それが災いして、死後の世界において、五次元以上の高次元の世界からやってきた、導きの存在達の話を、まるで、すべて嘘のように感じて、片っ端から拒絶して、退けてしまうような事態になってしまうために、その後、いろいろな経緯を経て、そうしたキリスト教信仰が作り出した、キリスト教独特の疑似天国のような世界に行くと、もうそれだけで、そこを永遠の天国のように感じて、すっかり満足してしまうような人達が、これまでの時代には、本当にたくさんいた、ということなのです。

 それでは、そうした人々は、その後、いったい、どうなったのか、というと、これは、非常に残念なお話になるのですが、そうした形で、キリスト教独特の疑似天国のような所に、しばらく滞在するうちに、そのうち、何かの機会に、いつの間にか、パッと気を失うと、気がつくと、再び、人間や、その他の生物として、新たな生まれ変わりの体験をしている、というような人々が、そうした疑似天国にいた、キリスト教信者の人々の中には、実際、非常に数多くいた、ということなのです。

 つまり、人間や生物の生まれ変わりを肯定している、東洋系の宗教を信じている人々は、自分の生まれ変わりを、ある程度は、客観的に把握することができたようなのですが、西洋系の宗教を信じている人々は、その信仰上、人間や生物の生まれ変わりというものを、かなり強く否定されてしまうために、その当人の感覚としては、霊界と地上の世界の間で、パッと意識を失うと、次の人生、また、パッと意識を失うと、次の人生・・・、というような生まれ変わりの体験を、数多く積み重ねるような状況になりがちだったために、人間や生物の生まれ変わりの実態というものが、よく分からなくなってしまったのではないか、ということなのです。

 こうした目で見てみると、輪廻転生を否定しているキリスト教よりも、人間や生物の生まれ変わりを肯定している、東洋系の宗教の方が、霊的な説明としては、より真実に近い、ということになるのですが、それもそのはずで、もともとの「イエス」と呼ばれた人は、当時、わりと普通に生まれ変わりの話もしていたようなので、実際、初期のキリスト教では、そうした生まれ変わりの話は、普通に入っていたようです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2012年1月11日 9:03 PM, キリスト教 / スピリチュアリズム、霊界 / 人生観、世界観



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