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現代の日本の政治問題について Part 2

 そうすると当然、大多数の普通の人々の感覚としては、「たとえ政治家であっても、普通の人と同じようなお金の感覚でやっていてほしいし、また、もしそうでないなら、いったいどういうことなんだ!」などというような感想を持ちやすいのではないか、と思われます。

 それでは、そうした政治家や、政治家の側で働いている秘書や官僚のような人々は、そうしたお金について、いったいどのような感覚を持っているのかというと、「実際にやってみたら、いろいろ変わってしまうかもしれないのだが、ある事業について、細かい見積もりを立てたら、総計一億三千万円ぐらいかかることがわかったので、関係者の人々にしっかりと説明したい」「この事業は、元々、約二千万円ぐらいの予算で始めたのだが、あとでいろいろトラブルがあって、さらに約三百万円程度余計にかかることになった」「信じがたいことに不慮のトラブルがあって、急に三千三百万円が必要になった」などというように非常に大きな事業を動かしたり、大勢の人々に給与を支払ったり、たくさんの税金を集めたり、そうしたお金を運用したりしているために、はっきり言ってしまうと、ほぼ日常的に普通の人々のお金の感覚と比べると、三桁も五桁も多いくらいの非常に高い金額のお金の使い道の決裁や管理に関わるような仕事をしているようなところがあるわけです。

 つまり、たとえ普通の金銭感覚しか持っていない非常に大勢の人々から選ばれた政治家であったとしても、彼らの毎日の仕事では、ほぼ日常的にかなり高額のお金の使い道を決めたり、あるいは、その是非をしっかり確認してゆくのが、ほぼ当たり前のような状況になってゆくものなのです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2024年5月4日 9:04 PM, 人生観、世界観 / 政治 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 経済



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