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知ることと人間性の関係について Part 56

②たとえ非常に優れた発明や発見であっても、時には、本人の意図とは、全く正反対の大変な結果をもたらすこともあるので、多少注意が必要である

 ここでは、もう一つ例をあげて、説明してみたいと思うのですが、例えば、非常に知性が高いある人が、ある時、大変な努力の末に大きな発見や発明を成し遂げて、それまでの時代であれば、多くの人々が汗水垂らして、大変な重労働をしていた内容を、非常に革新的により短時間で低コストで、簡単にサッサと終わらせてしまうような素晴らしい新技術を開発したとします。

 おそらく、そうした人物は、多くの人々の安楽や幸せのために、大変な努力の末に、そうした発見や発明を成し遂げたのではないか、と思われます。

 そして、その結果、多くの人々は、そうした重労働から解放されて、より楽に安い値段で簡単にそうした仕事の成果を、どんどん得られるようになっていったのですが、ところが、なぜかその後、一部の人々だけは非常に高い賃金をもらって、豊かな生活を送れるようになったにも関わらず、そうでない多くの人々は、それまでの働く場所を失っただけでなく、そうした経緯で、それまで住んでいた家を追い出されたり、財産を失ったり、家族もバラバラになったりして、とても大変な状況になってしまうような結果が起きてしまったとします。

 こうした際に有能な政治家や企業家や活動家のような人々が出てきて、うまく新しい職場をたくさん作り出したり、経済的にあまりに大変な人々が出てこないように様々な支援を行って、多くの人々が、より豊かに幸せに暮らせるような素晴らしい社会にうまく移行させてゆくことができれば、まさしく、そうした大きな発見や発明をした人が望んだ通りの、より素晴らしい社会に変えてゆくことができた、いうことが言えるのですが、残念ながら、そうではなく、そうした有能な政治家や企業家や活動家のような人々にうまく恵まれずに、そうした社会改革がうまく行かなかった場合には、はっきり言って、そうした人が元々望んでいたような多くの人々の豊かさや幸福とは全く別の社会の状況、つまり多くの人々が仕事を失い、生活にも窮するような、かなり大変な社会の状況になってしまう可能性もあるので、こうしたことにもある程度、注意が必要なところがあるようです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2020年12月22日 9:03 PM, 予知、予言、未来予測 / 人生観、世界観 / 宗教、道徳 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 科学、テクノロジー / 経済



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