Light Symbol

鏡の魔術の幻影によって、多くの人々が未来の出来事を、まるで過去の出来事のように感じることがあった  Part 2

2、鏡の原理が時間の世界に働くと、一定期間ごとに文明の栄枯盛衰が繰り返されたり、未来の出来事が、まるで過去の出来事のように感じられるような不思議な現象が起きることがあった

 第二には、これは、こうしたスピリチュアルやニューエイジの分野でも、まだあまり聞いたことのない話になると思うのですが、20世紀から21世紀ぐらい、あるいは、それ以降の人類の歴史が反映されて、千年前とか、あるいは二千年前、三千年前、あるいは、もっとそれ以上の昔の何らかの歴史的な出来事が起きるような事態になったことが、人類の歴史では、本当によくあったということです。

 これは前に述べたような「鏡の原理」(もっと正確に言うと「合わせ鏡の魔術」のようなもの)が、空間ではなく、時間の面で働いたようなケースになるのですが、要するに前に述べたような「ひな形の原理」というのは、空間だけでなく、時間の流れに関しても同じように働くようなところがあったのです。

 それゆえ、これは人類の歴史ばかりでなく、この宇宙全体の歴史にも大きく関わっている内容になるのですが、実は現在、人類が知っているような歴史の話とはかなり違って、人類の歴史というのは、ある一定の歴史のひな形のような時代を一つの基準にして、それが過去にも未来にも、まるで水面の波紋(はもん)の動きのように、お互いに相互干渉しながら複雑に影響を与え続けてゆくようなところがあったのです(空間的にも同じようなことが言えます)。

 その結果、人類の歴史においては、文明の高みが出来たかと思うと、それがだんだんと崩壊してゆき、そこから、またもう一度、ゼロから作り直しては、再び文明の高みが出来るように盛り返すというような歴史のサイクルを、この物質世界の宇宙では、地球人類の歴史と言わず、近くの太陽系の歴史と言わず、この宇宙中のあちこちで、本当に何百億年にも渡って、えんえんと繰り返し続けてきたようなところがあったのです。

 つまり鏡の原理が時間の世界に働くと、一定期間ごとにさまざまな人々の集団が文明を勃興させたり、衰退させたりというような文明の栄枯盛衰を(人間の人生についても、ある程度同じようなことが言えますが・・・)、えんえんと繰り返し続けるような一種の循環世界というか、循環文明になってしまうようなことがあったのです。

 そして、こうした観点で考えてみると、これは非常に不思議な話になるのですが、実は現代の地球のようなかなり時空間的に混乱した世界においては、多くの人々が、何となく直感的に「こんなことが過去にあったのではないか」とか、「もうすごく昔に、こういうことがあったのではないか」と思うような内容が、過去や未来といった時間そのものが、まるで合わせ鏡のように感じられるようなところがあったために、本当は過去ではなく現代の辺りの話であったり、あるいは、現代以降の未来の話であったりするようなことも、本当は結構、数多くあったようなのです。

 ですから、これはちょっと変わった話になるのですが、要するに現代の多くの人々が、何となく直感的に「昔のこと」とか、「ものすごい昔のこと」などと考えているような内容の中には、そうした鏡の原理による時間の映り返りで現代や、あるいは現代以降の未来の出来事であった可能性もあるというような、ちょっと複雑な因果関係が絡んだ話もあったようなのです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2012年4月15日 9:02 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 宇宙文明、古代文明 / 時間と空間の秘密 / 歴史 / 神道



«

»

おすすめ記事

過去の記事