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ヘルメスについて Part 8

2、エジプト神話のトートについて

 二つめは、これは現代人には、ギリシャ神話の神というよりも、どちらかというと、ほぼ完全にエジプト神話の神として認識されているようなのですが、実は、エジプト神話の中の「トート」と呼ばれている存在が、元々のヘルメスのイメージに非常に近かったようなところがあります。

 この「トート」と呼ばれる存在は、エジプト神話だと、まるで霊的な存在のようにも思われるのですが、実は、実際にいた人物で、元のモデルになった人物は地球人ではなく、宇宙から飛来して大昔のエジプトに最初の文明をもたらした、ほぼ神のような存在と言ってもよいような人物でした。

※より正確に言うと、物質世界の宇宙を経由していますが、高次元宇宙からやってきているので、ある意味、霊界や天界の存在と言っても、あまり違いがないようなところもあります。

 年代的には、アトランティスが沈んだ後、しばらく経った頃の時代なので、かなり大昔の時代の話になります。

 彼は、当時の人々からは、まるで天使のように見える数多くの人々と共に光り輝く乗り物に乗って、当時のエジプトを訪れると、その時代の中近東の人々に様々な文明の礎をもたらしました。

 現代人が知っているその時代の有名な建築物に例のエジプトの三大ピラミッドやスフィンクスなどがあるのですが(他のエジプト周辺のピラミッドは、かなり後の時代のものがほとんどです)、これらは現代では、宇宙の他の星々との関係も指摘されているようです。

※もう現代では、エジプトのようにはっきりわかるような形では残っていないのですが、その時代には地球全体の波動的な磁場を整え直すために、世界の各地にそうしたたくさんのピラミッド群が造られていました。

 それから彼の時代に行われた非常に有名な出来事としては、当時はそれ以前の時代のレムリアやアトランティスの沈没などの影響で地上の世界の波動陥没がひどくて、地上付近のかなり荒々しい異次元領域に非常に大勢の人々や生き物達の魂が閉じ込められて、全く出れなくなってしまっていたので、彼は、当時の中近東を中心に地球の波動的な磁場を整え直すと共に、そうした荒々しい異次元領域から非常に数多くの魂達を、再び地上の世界や天界に引き上げるような霊的な仕事を、かなり長期間に渡って行っていたようです。

 それで後に、その当時の彼の知恵や業績が「トートの書」などとしてまとめられて(現代では、原本は消失していますが・・・)、様々な形で後の世に伝わっていったようです。

 その後、そうした形で地球全体の波動の浄化や安定化と、それから荒い異次元領域に閉じ込められていた多くの人々や生き物達の霊的な救出が終わると、彼と彼が引き連れてきた多くの人々は、再び地球から離れてゆき、霊的宇宙的な形で、その後の地球をずっと見守ってゆくような状況になっていったようです。

 さらにかなり後の時代になってから、エジプト神話のトートは、ギリシャ神話のヘルメスとの霊的な類似性が発見されるようになって、やがて後のオリエントでは、古代エジプトのトートとギリシャ神話のヘルメスを同一視するようになっていったようです(参考1参考2)。

※当時のトートの姿形は、現在、エジプトに残されているようなトートのイメージとは違って、現代の地球人とほぼ同じような普通の人間の姿形だったようなのですが、ただ一目見て神人とわかるような神々しい出で立ちだったのと、現在の人類よりも一回り体が大きい(だいたい4〜5メートルぐらい)、ちょっと巨人のような体格であったようです(彼が引き連れてきた人々も、ほぼ同じような体格だったようです)。あと現代の地球人から見ると、もっと波動レベルが精妙だったようなので、物質的な肉体の存在というよりかは、なかば霊界の存在のような存在だったように思われます。

※元々の発音は「トート」ではなく、いわゆる昔の神や天使の呼び方と同じで、そうした霊的な存在を決して呪縛することがないように、穏やかな優しい愛の心で柔らかい感じでイメージしながら(つまり精妙な精神状態で)、英語の「θ」を長く伸ばすような発音で、軽く息を吹き出すような音で発音していたように思われます(あと時代や地域により、結構違う呼び方をされていたようです)。要するにユダヤ教の神の呼び方とほとんど同じなのですが、昔から地球的な硬いきつい音であまり強く発音しすぎると、霊的には違う存在につながってしまうことが多かったので、そうした呼び方になったように思われます(参考3参考4参考5)。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2015年1月22日 9:07 PM, ギリシャ神話 / スピリチュアリズム、霊界 / 宇宙文明、古代文明 / 宗教、道徳



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