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現在のイスラエルやガザ地区の情勢について Part 2

現代のイスラエルの大まかな歴史とユダヤ系の人々の性質について

 ここでは、イスラエルに住んでいるユダヤ系の人々について、少しだけ述べてみたいと思います。

 まず大前提として、イスラエルの人々は、歴史的にずっと大きな迫害を受けてきただけでなく、特に第二次世界大戦の頃に当時のナチスドイツから「ホロコースト」と呼ばれる非常に大変な迫害を受けた後に、現在のイスラエルの辺りの地域に命からがら移住してきた人々なので、彼らの命を脅かすものに対しては、普通の人々が考える以上に、かなり神経質なシビアな感覚を持っている人々であるということは、よく理解しておくことが大事なのではないか、と思われます。

 それで言葉で言うと、ユダヤ人の迫害などというように、わりと簡単に言えるのですが、実際には、突然、土地や財産や地位などを没収されたり、女子供、年寄り関係なく、とても人間とは思えないような非常にむごい扱いを受けたり、投獄されたり、拷問されたり、殺されたりしてきているので、はっきり言って、そうした非人間的な扱いには、非常に敏感であるということも、よく理解しておく必要があるのではないか、と思われます。

 そして第二次世界大戦後、当時のヨーロッパで散々迫害を受けたユダヤ系の人々は、大昔の彼らの故郷である現在のパレスチナの辺りに再び移住して、彼らの永遠の安楽の国土を造ってゆこうとしたわけなのですが、ところが当時のヨーロッパの国々の事情で、彼らが移住しようと思った地域には、以前から住んでいる人々もいれば、彼らの移住を快く思わずに、かなり荒っぽい手段で追い出そうとする人々も大勢いたために、結構大変な混乱が起きるようになっていったわけです。

 それでパレスチナに移住してきたユダヤ系の人々は、彼らとしては、元々彼らの先祖が住んでいたとされる土地に彼らの永遠の安楽の国土を見出そうとして、新しい国家を作っていったわけなのですが、ところがその過程では、長らくパレスチナに先祖代々住んでいたアラブ系の人々や、さらにはそうした人々に強く同情した中東のアラブ系の人々との間で、かなり熾烈な抗争を繰り広げなくてはならないような状況になっていったわけです。

※時折、ユダヤ系の人々が、近現代にパレスチナに移住した際の戦争の仕方が批判されることがあるようです。しかし大昔から中東の辺りの地域は、かなり紛争が多かった地域なので、私はどちらかと言うと、ユダヤ系の移民の人々が元々暴力的であったというよりかは、彼らがパレスチナに移住しようとした際には、かなり大変な暴力的な目に遭ったり、かなり大変な差別や迫害を受けたりし続けてきたので、その後、だんだん中東の辺りの地域での戦争の仕方や、生き延びてゆく術を学んでいった結果、中東のユダヤ系の人々は、そうした性質になったのではないか、というような感想を持っております。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2024年2月2日 9:03 PM, イスラム教 / ユダヤ教 / 宗教、道徳 / 政治 / 歴史 / 社会、文化 / 軍事



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