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アメリカ合衆国の繁栄とキリスト教の関係について Part 2

アメリカ合衆国の辺りの元々の地理的な要因と、歴史的な成り立ちについて

 細かく述べるときりがないので、ここでは、ほんの要点だけを述べることにしたいと思いますが、まずはアメリカ合衆国の辺りの地理的な特性としては、ヨーロッパやアジアと違って、特にアメリカ大陸では、大昔から結構、それぞれの人の独立心が旺盛で、その上、大きなパワーへの信頼、というか、依存心が非常に強い土地柄であったようなので、そうした土地にヨーロッパの人々がキリスト教を持ち込んでくると、時代と共にヨーロッパ的なキリスト教から、そうしたアメリカ独特のキリスト教に、だんだん変わっていったようなところがあったのではないか、と思われます。

 ヨーロッパから、たくさんの移民がやって来る前のアメリカも、まあ広大な大陸であるという土地柄もありますが、中南米の辺りのような大きな帝国的な国というのは、あまり発達せずに、どちらかというと現在のアメリカ合衆国にたくさんの州があるのとほぼ同じような感じで、あちこちにある程度の規模の民族や部族が、ゆるい連合的な国を作っていて、そうした国々が、お互いに派を競い合っているような状況になっていたようです。

 それで16世紀頃からヨーロッパから、いろいろな事情でたくさんの移民が押し寄せるようになってくると、現在のアメリカ合衆国の東海岸沿いにたくさんの植民地ができてゆくようになるのですが、ところが独立戦争を起こす前の植民地は、それ以前のアメリカの状況と同じで、13のそれぞれの州は、それまでの成り立ちも利害関係も、かなり違っていて、それぞれバラバラに発展してきた経緯もあったので、イギリスからの独立や軍事的な防衛というような共通の目標が出てくるまでは、ある程度交流はあったけれども、それぞれが、かなり独立した形で自治が行われるような状況になっていたようなのです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2021年1月29日 9:03 PM, キリスト教 / ユダヤ教 / 宗教、道徳 / 政治 / 歴史 / 知恵、正しさ / 社会、文化



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