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多くの人々の恋愛や結婚に関わるような人間関係の変化について Part 6

 それでは、こうした人間の恋愛や結婚について、いったいどのようなことが言えるのかというと、これは少し昔の伝統的な恋愛や結婚に関する考え方とも、また現在主流の恋愛や結婚に関する考え方とも少し違った恋愛や結婚についての考え方になるのですが、おそらく現在の状況では、ある程度、政治経済や文化が発達した国では、人間の恋愛感情や結婚制度と、その時々の社会秩序の維持や、それから、それぞれのカップルを中心とした、たくさんの人々の利害関係の調整に関しては、まとめて一緒には考えずにある程度、分離した形で、できるだけ誰かが大きな不利益や被害を被ったりすることがないように、また、できるだけ、それぞれの人が最も合理的かつ調和した形で大きな利益や幸福が得られるようにしてゆくことが、とても大切なのではないか、というように思われます。

 もう少し具体的に言うと、こんな感じになるのですが、要するに少し昔の社会でも、また現代の社会でも、誰かが誰かのことを好きになったり、また、それほどでもなくなったり、嫌いになったりすることで、そうした恋愛や結婚に関わる人々ばかりでなく、そうした人々を取り囲む両親や家族や親族や子供達などのたくさんの人々が、突然、経済的な基盤や生活の状況が大きく良くなったり、悪くなったりしてしまうとか、人間的な幸福や生きがいを大きく得たり、失ったりしてしまうとか、また子供達が、学習の機会を大きく得たり、失ったりしてしまうとか、それから人によっては、もう生きる希望や拠り所さえ失って、自ら死を選ぶしかないような状況に陥ってしまうなどというようなことが、私達の社会では、これまでずっと、たくさん起き続けてきたわけです。

 ところが、現在のような社会の状況が続いてゆくのであれば、こうした問題は、放っておくと、今後も、ずっとそのまま起き続けてゆくのではないか、ということなのです(きれいごとだけ言ってそのままにしていると、こうした問題は、百年経っても、ほぼそっくりそのまま残ることになるのではないでしょうか)。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2017年5月15日 9:03 PM, 人生観、世界観 / 愛について / 政治 / 社会、文化 / 経済 / 結婚、家庭



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