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政治問題と社会問題の違いについて Part 12

 それゆえ、これは冷静に調べ直してみないと、なかなか、はっきりとわかりづらいことも多いのですが、もっと先の未来はともかくとして、もうすでに現在の段階であっても、「こうした内容については、非常に素晴らしい政治的な成果をあげた」と、きっちりと評価してもよいような政治家や政党の仕事は、非常にたくさんあるのではないか、と思われます。

 ところが、そうした政治家や政党の過去の政治的な仕事の成果は、現代の社会では、あまりにも当たり前の生活になりすぎてしまっていることが多いために、たいてい大多数の人々には、ほとんど何も知られていないばかりか、また中には、まるでそうした政治家や政党が、「国民のために何もしなかった」とか、「とんでもない悪いことばかりしていた」というような評価になってしまっていることすらあるようなのです。

※具体的には、現在のみなさんの生活において、各家庭に電気や水道やガスが、当たり前のように来ているとか、どこの街も、きれいに区画化されて、国の隅々にまで道路や鉄道が行き渡っているとか、また、犯罪が非常に少なく、軍事的な脅威や心配も、ほとんど感じていないとか、わりと貧乏人は少なく、学校に行けない子供もほとんどいないとか、あるいは、政府の文句を言っても、普通の程度であれば、投獄されることはないとか、好きな職業に就いて、好きな場所に住んで、好きな人と結婚することができるなどというような生活は、たいていの人にとっては、今日の日本では、ほぼ当たり前の生活だと思っているのではないか、と思われます。

※しかし世界を見渡せば、まだまだ、そうした社会の状況になっていない国はたくさんあるし、また、もちろん様々な企業や団体や、たくさんの人々の努力や仕事の成果も非常に大きいとは思うのですが、そうした現在のような日本の社会の状況になるように、その時々の政府の政治家が、様々な判断や命令を下したり、政党として、様々な法律や予算を通したり、さらにその後も、様々な細かな修正をし続けてきたからこそ、現在のような社会の状況になってきたようなところもあるわけです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2021年11月26日 9:03 PM, 人生観、世界観 / 成功論、繁栄論 / 政治 / 歴史 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 経済 / 軍事



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