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人間の知的な成長のプロセスと、より良いコミュニケーションのあり方について Part 3

3、子供時代には、様々な言葉の理解や記憶と、そうした言葉の使い方や言い回しを覚えるようになってゆく

 第三には、さらにそうした幼少時には、たいてい簡単な言葉についての理解と習熟を深めてゆくことが多いのですが、大まかに言うと次のようなことが言えます。

 乳幼児の最初の言葉としては、「ママ」、「パパ」、「おっぱい」、「おしっこ」、それから「お歩き」、「外」、「車」、「家」などというように、そうした乳幼児の時期にいつも身近にいる人々や動植物や、それから身近な物や、自分がよく行う動作などについての簡単な言葉を覚えてゆくことが多いのですが、だんだん、そうした言葉の理解や記憶が進んでゆくと、次には、そうした言葉をもう少し複雑につなげたような、いわゆる日本語であれば、「ママ、こっち」とか、「パパが帰って来た」などというような、幾つかの単語が連続して使われるような言葉の理解と習熟に進んでゆきます。

 さらに幼稚園や小学校、中学校と進む間に、もっとたくさんの言葉の語彙と、様々な場面での言葉の使い方や言い回しを覚えてゆくわけなのですが、そのような形で様々な言葉の使い方や言い回しに習熟してゆくと、やがて幼少時のような自分の体験中心の物事の理解や認識とはかなり違って、実際に自分で触れてみたり、行動してみたりしてみなくても、ある程度、話を聞いたり、文章を読んだりするだけで、これは実際の体験とはかなり違うことも多いのですが、とりあえずは知識的な理解、あるいは言葉や文字を介しての理解としては、かなりのレベルで自分自身が、まるで、なかば本当に体験したかのような感覚でもって、ある程度十分に理解したり、また他の人々にも、そうした内容を説明することができるようになってゆきます(参考1参考2)。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2016年6月16日 9:05 PM, 知恵、正しさ



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