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世界の軍事的な同盟関係について Part 5

将来的には、国際平和を重んじて、断固として、侵略戦争は行わない、日本の防衛を主な任務とする陸海空の自衛隊は保持する、というような日本国憲法の変更が望ましいだろう

 あと、現在の日本国憲法と自衛隊との関係なのですが、はっきり言うと、誰がどう見ても、現在の日本国憲法の条文と自衛隊の関係は矛盾していると思われるのですが、ただ、現在の日本国憲法を定めた後の朝鮮戦争が勃発した頃の1950年代の日本では、当時の連合軍が日本に駐留しているのは当然としても、おそらく、誰がどう考えてみても、「日本の防衛ぐらいは、日本人が行うべきだろう」、ということで、憲法上の解釈をかなりねじ曲げた上で、侵略戦争を肯定するかもしれないような「日本軍」ではなく、単純に日本の防衛(自衛)のみを主な任務とする「自衛隊」を発足させたものと思われます。

 ですから、現在の日本国憲法の9条に関しては、将来的には、こうした状況を反映させて、日本国は、現在の国連を中心とした国際平和を重んじて、基本的にいかなる侵略戦争も行わないが、自国の防衛を主任務とする陸海空の自衛隊(防衛軍)は保持する、というような文章に変更してゆくのが望ましい、と思われます(あと国内外の災害救助や、政府の慎重な判断の上での国際平和維持活動などを含めても、ほとんど問題ないのではないでしょうか)。

 憲法の変更というと、「昔の大日本帝国が復活しそうで怖い」、というような人もいるかもしれないのですが、これは、また後日述べたいと思うのですが、現在の民主主義国の「日本国」と、戦前戦中の「大日本帝国」は、何となく政治制度や国土が似ているように見えるだけで、ほとんど正反対の国と言ってもよいほど別の国なので、現在の日本国憲法の変更(改正)といっても、現在も国会で頻繁に変更しているような様々な法律の扱いと一緒で、それほど大きな恐怖心を持つ必要はないものと思います(嫌なら、国民投票で否決すればいいだけの話ですから・・・。現在の日本人は、納得の行かない政治家や政党に対しては、完全にノーと言って、変えますから・・・)。

 

Cecye(セスィエ)

2015年4月11日 3:32 PM, 政治 / 軍事



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