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霊について Part 42

 第六には、これは、これまでの地球の歴史の状況では、おそらく数百年経ったとしても、霊的にも科学的にも公にされない可能性が高かった霊的な情報になるのですが、結局、霊とは、いったい何なのか、ということについて、五つの点から述べてみたいと思います。

 

①霊とは、目に見えない意識存在のことである

 まず一つめは、これは現代人の普通の感覚だと少し理解が難しいかもしれないのですが、昔、哲学者が哲学の基本定理として述べたこともあるように、そこに人間や動植物のような生き物がいるか、いないか、あるいは、そうした物質的な体をすでに失った死後の生命である霊がいるか、いないか、ということは、基本的には、そこに霊的な形で、いろいろと感じたり、考えたり、思ったりするような意識存在がいるか、いないか、ということ、これに尽きているようなところがあるということです。

 例えば、昔だと、そこに本物の人間と、そうした本物の人間そっくりの人形があった場合、パッと見た目には全然違いは分からないかもしれないけれども、何らかの形で実際に話しかけてみたり、あるいは、霊的な能力のある人が、心の中で霊的なコミュニケーションを行ったりした際に、わりと暖かい普通の人間的なコミュニケーションが成立した場合には、それは本物の人間であると判断できるのですが、もし、そうしたコミュニケーションが成り立たなかった場合には、それは人間と非常によく似ているけれども、決して本物の人間ではない、いわゆる、よくできた人間そっくりの人形であると判断できるのではないか、ということです。

 ただ、みなさんもよくご存知のように近現代の科学技術の発達で、こうした人間と、人間とよく似た存在との見分け方は、だんだんかなり難しくなってきていて、特に最近だと、パッと見た目は、ほぼ人間そのものであるし(場合によっては、かなり美男美女だったりしますよね)、その上、コンピューターやロボット工学の発達によって、まるで人間そのもののように上手に話したり、微妙な動きを再現できるようなロボットが、だんだん作られるようになってきているので、現在のままの進歩が続いてゆくと、そう遠くない将来には、パッと見た目は人間そっくり、その上、話し方や動きもほぼ人間そっくりで、よくよく見ないと人間なのか、ロボットなのか、見分けがつかないとか、中の機械やバッテリーの交換などの場面を見ないと、ロボットと理解できないような状況が、だんだん増えてくると思われます。

 おそらく、こうしたロボットの進歩の延長線上では、そう遠くない将来、多くの人々が、「あ、本物の人間かと思ったけど、よく見たら、ロボットだったのか」とか、「あのロボットは、パッと見た目や話した感じは、ほとんど人間と変わりないから・・・」とか、「あれ、すごい料理や作業の達人かと思ったけど、よく見たら、ロボットだったのか」というような体験をする人が、どんどん増えてゆくのではないか、と思われます。

 さて、そのような状況では、人間とロボットを、いかにして、はっきりと見分けるのか、というと、やはり、そうした時代になっても、「いろいろと話しているうちに途中で人間ではなく、ロボットと分かった」とか、あるいは、少し霊能力のある人だと、「見かけや話し方や動きは人間そっくりだったけど、霊的に調べてみたら、人間的な意識を感じなかったので、ロボットだと分かった」などというように人間としてのコミュニケーションや、霊的なコミュニケーションが普通に成り立った場合は、本物の人間であるが、そうでなかったら、本物の人間ではなく、どうやらロボットらしい、というように判断するのではないか、ということなのです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2014年10月22日 9:07 PM, おすすめ記事 / スピリチュアリズム、霊界 / 予知、予言、未来予測 / 宗教、道徳 / 科学、テクノロジー / 自然、生命



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