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霊について Part 32

③物質宇宙の創造の経緯と、霊界での霊体の生活について

 第三には、これも非常にややこしい話になるのですが、現在のような物質世界において、人間や生き物としての生命活動を営むためには、かなり複雑極まりない肉体としての生命システムや、さらには、そうした人間や生き物達が、非常に数多く生きてゆくための太陽や地球のような、かなり大規模な生命環境が必要になってくるのですが、実は、もっと単純に生命活動を営むだけであれば、現在のような肉体的な生命システムも、それを取り囲む、かなり巨大な生命環境のシステムも全く必要なくて、本当は、みなさんの感覚で言うと、せいぜい数千キロ程度の広さの空間さえしっかり確保できれば、かなり長期間に渡って、十分に幸せな生命活動を営んでゆくことができるようなところがあったのです。

 それでは、なぜ現在のように私達の世界は、こんなに壮大で複雑極まりないシステムになっているのか、というと、それは前にも述べたような光と闇の戦いの結果、どうしても、この宇宙の創造主を初めとする光の勢力は、宇宙の創造から遥かずっと先の未来に拠点を持つ闇の勢力との戦いにおいて、そうした小さなユートピア的な世界だけを築こうとすると、ほぼ必ず一定期間の後に闇の勢力の完全奴隷的な立場に追いやられて、そうした宇宙の全消失に至るからであったのです。

 それゆえ、そうした事態を根本的に避けるために、この宇宙の創造主は、闇の勢力が、いくら努力しても全く太刀打ち出来ないくらいに遥かに想像を越えた巨大な宇宙空間を創り、その上で一歩一歩、かなり着実に時間をかけながら、現在の物質宇宙を創っていった経緯があったのです。

 さて、それでは、そうした物質世界の人間や生き物としての体験を積み重ねた数多くの魂達は、その後、いったい、どのような霊的な体験を積み重ねていったのか、というと、これが非常に説明が難しくて、前にも述べたように、この宇宙の歴史は、タイム・テロ以前の高次元宇宙の歴史と、タイム・テロ以降の低次元宇宙の歴史の二つの流れがあったので、要するに高次元宇宙での数多くの魂達の生命体験の歴史としては、エデンの園の話のように、本当に至福と悦びのうちに何十億年、何百億年もの月日を過ごしていったようなところがあったのですが、それとは対称的にタイム・テロ以降の低次元宇宙での数多くの魂達の生命体験の歴史としては、これはとても不思議な話になるのですが、低次元宇宙での時間的な因果関係上、タイム・テロ以前の時代にも無数の生まれ変わりが成立してゆくことになるので、そうした低次元宇宙の過去の時代においても、何十億年、何百億年もの間、自分が、いったい何者かすらもよく分からないような形で、あっちでも、こっちでも、お互いに殺し合ったり、苦しめ合ったりするような苦痛と悲しみの歴史をずっと繰り返してきたようなところがあったのです。

 そこで、この宇宙の創造主は一計を案じて、そうした低次元宇宙の霊的な混乱の収拾のために霊界の休憩所のような所を設けて、そこを起点にして、ほとんど何の訳も分からないような状態で、無数の生まれ変わりを繰り返し続けているような、たくさんの魂達の霊的な救済を確実に進めてゆこうと考えたわけなのですが、そうした霊界の休憩所での生命活動においては、当然のことですが、人間の肉体のような物質世界仕様の体ではなく、もっと精妙で純粋な波動の霊的な体での生活に移行するようになってゆきました(参考)。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2014年10月9日 9:07 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 宇宙文明、古代文明 / 宗教、道徳



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