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「陰陽説」について Part 21

⑥いっけん、一部の頭の良い人達だけが、内輪で決めれば良さそうな学者や研究者の世界であるのだが、当然、彼らにも、人間的な欲望や弱みは、必ずあるものなので、民主主義国の市民としては、それ相応の調査とチェックの目を光らせるようにしていないと、いつの間にか、学問の世界が、いっけん、目立たないが、国民全員に対して、非常に強力な間接的支配権を及ぼすような、とんでもない利権や名誉や腐敗の巣窟になることがあるので、注意が必要である

 それから、第六には、これも、大変、難しい問題を含んでいる問題になってくるのですが、いわゆる、学問や科学の世界に関しても、何でも単純に、一元論や二元論的な発想や考え方で、全部、まとめるようなことをしていると、肝心な所で、大間違いをしてしまったり、あるいは、多くの人々が、全く思いもしないような大失敗を巻き起こして、その社会全体を大混乱に陥れてしまうことがあるので、非常に注意が必要なのではないか、ということです。

 これは、詳しく述べると、非常に長い話になってしまうので、ここでは、単純に結論だけ、簡単に述べるに留めておきたいと思うのですが、要するに、手短かに言うと、次のような三つの内容になります。

 

①公立の大学や学校に関しては、常に、その学校の運営状況が、非常にオープンで、市民が、気軽に参加できるような運営体制になっていない場合には、官公庁や利権団体の問題とほとんど同じように、一部の人々が、不当な利益や権力を得るための利権団体になる可能性があるので、注意が必要である

 まず第一には、これは、考えてみれば、全く当たり前の話なのですが、まず最初に大切なのは、多くの人々が、直接、お金を払って、学校を運営している私立大学や私立学校であれば、そこは、基本的に、自由競争の中で、多くの人々が、いろいろな理由で選び続けて、その学校が維持されているはずなので、それほど大きな問題はないと思うのですが、そうではなく、多くの人々が、直接、その大学や学校に、お金を払って、運営しているわけではない、公立大学や公立学校に関しては、常に、その大学や学校の運営状況が、どこの誰からでも、よく分かるように、できるだけ、オープンにされていると共に、多くの市民が、その学校の運営に、直接、何らかの形で関与できるような形になっていない場合には、日本で、よく問題になるような、官公庁と利権団体の問題と一緒で、いつの間にか、一部の人々のための、一部の人々による、外部に閉ざされた密室運営になって、学校の運営レベルが、どんどん低下すると共に、そこの中に巣くった一部の人々だけが、外部の人々からは、全くよく分からないような形で、不当な利益や待遇を得られるような、利権団体になる可能性があるので、非常に注意が必要なのではないか、ということです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2012年6月15日 9:08 PM, おすすめ記事 / 中国思想 / 宗教、道徳 / 政治 / 教育 / 知恵、正しさ / 社会、文化



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