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人生は、適度に疑い、適度に信じるくらいの方が一番楽しくうまく行く

 これは少し前に書いた文章なのですが、最近のいろいろな出来事で発表する時期をすっかり逸してしまったので、今回載せることにしました。

 

人生は、適度に疑い、適度に信じるくらいの方が一番楽しくうまく行く

 現在の地球では、よく宗教でも学校でも「とにかく信じることが大切なのです」とか、「とにかく教わったことは、つべこべ言わずに全部、本当だと思って、黙って受け入れなさい」というような宗教上や教育上のスタンスがとられることが非常に多いのですが、ところが、私達の体験している現実の社会では、「絶対大丈夫だと思ったんだが、結局、全然うまく行かなかった」とか、「これは絶対に本物だと確信したんだが、本当は全然とんでもないインチキだった」とか、「昔の学説は、今ではクソミソに言われるような、とんでもない間違いだった」などというようなことが、実際には非常に多いのです。

 ですから、前にも少し述べましたが、人間がより良く生きるためには、何事に対しても、「適度に信じ、適度に疑う」というような、信じることと疑うことのバランス感覚(「信不信の中道」と言ってもよいですが)というのが非常に大切だと思うのです。

 

1、常に物事は、ある程度正しいと信じてよい部分と、まだ正しいかどうかよく分からない部分の二つの部分に分けて考えるようにした方が賢明である

 何でもかんでも単純に物事は、全部正しいとか、全部間違っているなどとは考えずに、この部分は、絶対に本当だと受け入れられるけれども、この部分は、まだ絶対に本当とは受け入れられないなどというように、常に物事は、ある程度正しいと信じてよい部分と、まだ正しいかどうかよく分からない部分の二つに分けて考えることが大切です。

 

2、自分が絶対に大丈夫であると信じているものと、その反対に絶対にダメだと決めつけているものに関しては、時々、本当にそうなのか、よくよく冷静に調べ直した方が賢明である

 特に自分の考え方の中で、「これだけは、絶対に大丈夫!」と思えるようなことに関しても、時々、よく冷静に調べ直して、本当に大丈夫かどうか調べ直すようにしておかないと、自分の人生において、突如そうした部分が大きく崩れるようなことが起きると、それによって、自分の人生全体が非常に大きなダメージを受ける可能性があるので、これには非常に注意が必要です。

 またその反対に自分の考え方の中で、「これだけは、絶対受け入れられない」と思っているようなことに関しても、時々、冷静に調べ直すようにしておかないと、そうした自分が全く受け入れられないようなことが、ある日突然、現実になることによって、自分の人生において非常に大きなダメージを受けたり、あるいは大きな利益の損失を被ることがあるので、これにも注意が必要です。

 

3、人生というのは、適度にネガティブな態度で疑い、そして適度にポジティブな態度で楽観した見方をしているくらいの方が、より楽しく、より幸せに過ごせるものである

 何でもかんでも疑心暗鬼に疑ってばかりいると、非常にネガティブな不幸な人生を送りやすいことになるが、だからと言って、何でもかんでも明るくポジティブに考えるような人生を送っていると、ある日突然、大きな不幸に見舞われるような最悪の機会が訪れることもあるので、それゆえ精神的には、このどちらにも傾かずに、何事に関しても、ある程度は適度に疑って、よく調べたり、考えたりするような態度も持つが、それと同時にある程度は適度に信じて良い面を肯定的に見るような、そうした適度に疑い、適度に信じるくらいの人生観を持っていた方が、人間というのは、より楽しく、幸せな人生を生きることができるのではないか、ということなのです。

 

 このように私は、人間が末永く、より良く生きてゆくためには、何事に対しても「適度に信じ、適度に疑う」というような、信じることと疑うことの適度なバランス感覚、すなわち「信不信の中道」というのが非常に大切であると思うのです。

 

Cecye(セスィエ)

2011年3月27日 9:12 PM, コラム / 人生観、世界観



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