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世界規模の情報化社会の進展と、人間の幸福について Part 18

21世紀初頭の情報化社会における若い世代の人々と中高年の世代の人々の間の価値観の違いと、それを乗り越えるための知恵について

 四つめは、これは少し難しい内容になるかもしれないのですが、先ほどから述べているように21世紀初頭の現代の時代は、世界規模の非常に高度な情報化社会になっているだけでなく、経済や科学技術の進歩のスピードが速く、また政治や社会や文化の変化のスピードも速い時代になってきているのですが、そうすると、こうした時代の社会では、この前まで絶対に正しいとされていた価値観が、いつの間にか、とても古い遅れた価値観になっていったり、あるいは、少し前まで絶対にいけない悪いこととされていたことが、いつの間にか、それほど気にしなくてもよいことになっていったりするなどというように、要するに多くの人々の善悪の概念や、社会的な正しさや間違いのような概念が、かなり速いスピードで大きく変わっていってしまうことがあるのです。

 それでは、こうした人間の社会の善悪や、正しさや間違いのような概念は、いったい、どのようなところから生まれてくるのか、というと、かなり大雑把にまとめて述べると、要するに国や民族など、ある程度の規模の人数の人々の間で、「これは絶対良いことだよね」「これは本当に正しい良いことだと思う」、あるいは、「これは絶対にダメだ。許せない」「こういう行為はみんな困るから、できるだけやめてほしい」などというように、わりと自然な形で感じられたり、考えられたりするような多くの人々の間のある程度似通った共通の感覚のようなものがベースになっているのではないか、と思われます。

 ところが、それが現在のような世界規模の非常に高度な情報化社会になってゆくと、単に政治や社会や文化のあり方が、だんだん変わってゆくだけでなく、たいてい多くの人々が、日常的に接している情報やコンテンツのようなものも、一定期間ごとに、ころころ大きく変わっていってしまうようなところがあるために、はっきり言ってしまうと、いつの間にか、わりと短期間のうちに多くの人々の善悪や、正しさや間違いのような感覚まで、結構大きく変わっていってしまうことがあるようなのです(特に若い人々の方が、大きく変わってゆきやすいかもしれないのですが・・・)。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2023年5月5日 9:03 PM, アセンション全般 / おすすめ記事 / 予知、予言、未来予測 / 人生観、世界観 / 宗教、道徳 / 政治 / 教育 / 歴史 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 科学、テクノロジー / 経済



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